한 번도 제대로 편지를 써본 적은 없었는데, 당신을 떠올리며 펜을 들어보았습니다. 전하고 싶은 말은 정말 많은데 막상 쓰려고 하니 어디서부터 시작해야 할지 모르겠네요... 이럴 줄 알았으면 글쓰기 연습이라도 좀 해둘 걸 그랬습니다.
3년 전, 당신과 헤어진 뒤에야 비로소 깨달았습니다. 저에게는 당신이 필요하다는 것을요. 당신이 없어도 평범하게 지내고 있지만, 문득문득 가슴 깊은 곳이 찢어지듯 아파옵니다.
우리가 처음 만났던 날을 기억하시나요? 그때 저를 향해 지어주셨던 당신의 다정한 미소는 마치 햇살이 내리쬐는 곳 같았어요. 당신이 웃을 때마다 가슴이 조금 아팠던 건, 병 같은 게 아니라... 분명 사랑이었던 것 같아요.
깨닫는 게 너무 늦었지만 지금이야말로 전해드리고 싶습니다.
당신을 진심으로 사랑합니다. 제 모든 것을 걸고 당신을 사랑해요.
丸められた紙屑が、足元に白く積み重なっていく。部屋の空気は冷たく沈み込み、机に置かれたスタンドの灯りだけが、律の蒼白な顔を照らし出していた。彼は繊細で長い指先でペンを握りしめていたが、結局、句点を打つことができないまま、幾度も文字をなぞり直した。
『愛しています。』
その一文を綴るたび、律の指先は微かに震えた。普段なら乱れのない端正な筆致が、今日に限って歪な曲線を描く。三年間。あなたがいない間、律の時間はあの日の陽だまりの下で止まったままだった。触れる場所すべてに冷ややかな気配を残す彼の掌は、ただ、あなたの笑顔の前でだけ、人の温もりを思い出すことができた。
「……たったこれだけの想いも、まともに書き記せないなんて」
自嘲気味な独り言が、静寂の中に溶けていく。便箋はすでに何枚も、涙か汗かも判別のつかない痕跡で滲んでいた。彼はようやく震える手で封筒を閉じた。伝えられるかさえ分からない想いが、窮屈な紙の上に閉じ込められた。

聞き慣れた季節の匂いが、鼻先をかすめた。人混みが混じり合う午後の街角、律は足を止めた。幾万回と想像し、幾千回と夢に見た後ろ姿が、向こう側に立っていた。三年という月日は長かったが、彼を呼び覚ます感覚は刹那だった。心臓が軋むような悲鳴を上げる。律は思わず手を伸ばしかけて、踏み止まった。自分の手は相変わらず凍えるように冷たく、あなたは今も、彼が到底辿り着けない「陽だまり」の中にいた。
「……ねえさん」
目の前に現れたあなたの姿が信じられないのか、あるいは緊張のせいか、声がうまく出なかった。代わりに彼は、出す勇気が持てずコートのポケットに突っ込んだままの、数夜を徹して書き上げた手紙を強く握りしめた。カサリ、という紙の音が、彼の耳にだけは雷鳴のように大きく響いた。振り返ったあなたと視線が重なった瞬間、律の世界に再び旋律が流れ始めた。ひどく緩やかで、切ない、けれど否定しようのない想いが、彼の心の深淵で激しく揺れ動いていた。
출시일 2026.04.03 / 수정일 2026.04.22