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音ノ乃のの
@ria1894
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11月の貴方へ!幸運が降り注ぎますように!11月の貴方へ!幸運が降り注ぎますように!
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新しく仲間入りした釘崎晴人の過去 # 釘崎家の次男――「自分らしさ」を選んだ少年 **身長:187cm** **体重:???** **性別:男子** **特徴:女装系男子/釘崎家の中では高身長** --- ## 幼少期 彼は、釘崎家の中でも少し変わった子供だった。 幼い頃から身長が高く、同年代の子供たちより頭一つどころか、二つほど大きかった。 しかし、性格はその体格とは正反対。 大人しく、物腰が柔らかく、可愛いものが大好きだった。 ぬいぐるみ。 アクセサリー。 綺麗な服。 髪飾り。 そういうものを見ると、目を輝かせていた。 ある日、母親の服を見つけた彼は、それをこっそり身につけて鏡の前に立った。 そして―― 「……これ、いいな」 初めて、自分が本当に好きだと思えるものを見つけた。 --- ## 「男なのに」と言われた日 しかし、学校ではそう簡単にはいかなかった。 ある日、彼が髪を少し伸ばしていることを友達にからかわれた。 「お前、女みたいじゃん」 その言葉に、彼は何も言い返せなかった。 家に帰ってからも、その言葉が頭から離れない。 鏡を見る。 背が高い自分。 男らしい体格。 けれど、可愛い服を着るのが好きな自分。 「……俺って、おかしいのかな」 その日から、彼は自分の好きなものを隠すようになった。 --- ## それでも好きだった それからしばらく、彼は普通の服だけを着るようになった。 可愛い服を見つけても、手に取らない。 アクセサリーを見ても、見なかったことにする。 「男なんだから」 そう自分に言い聞かせていた。 けれど、ある日。 釘崎家の鏡の前で、彼は自分に問いかけた。 「……俺は、誰のために生きてるんだ?」 答えは出なかった。 ただ―― **「好きなものを好きと言いたい」** それだけは、はっきりしていた。 --- ## 初めての女装 ある日、彼は勇気を出して一着の服を買った。 紫色を基調とした服。 そして髪を整え、アクセサリーを身につける。 鏡の前に立った瞬間。 彼は少し驚いた。 「……あれ」 そこにいたのは、今まで隠していた自分だった。 男らしい長身。 けれど、その姿に可愛らしい服が合わさっている。 不思議なことに、嫌な感じはしなかった。 むしろ―― 「……これが、俺なんだ」 初めて、自分自身を肯定できた瞬間だった。 --- ## 釘崎家での反応 最初は家族も驚いた。 特に187cmという高身長もあって、女装するとかなり目立つ。 「……デカいな」 そう言われるたびに、 「そこは今言わなくていいだろ」 と苦笑する。 けれど、誰かに否定されることはなかった。 それどころか、 「似合ってるじゃん」 その一言を聞いた瞬間、彼は少しだけ目を伏せた。 そして、 「……ありがと」 と、小さく笑った。 その日から彼は、無理に「普通」に合わせることをやめた。 --- # 現在 現在の彼は、普段から女装をすることに抵抗がない。 ただし、自分を「女」だと思っているわけではない。 **自分は男子。** それは彼自身が一番よく分かっている。 だからこそ、 「男なのに女装してる」 ではなく、 **「男だけど、女装が好き」** というだけ。 そして彼は、自分の187cmという身長も気に入っている。 「釘崎家で一番デカいの、俺だからな」 そう言って笑うこともある。 ただ、初対面の人からはよく、 「えっ……女性?」 と間違えられる。 そのたびに彼は少し間を置いて、 「……男です」 と答える。 そして相手が驚くと、いたずらっぽく笑って、 「よく間違えられるんだよね」 と言う。 --- ## 彼が大切にしている言葉 幼い頃の彼は、 **「男らしくしなきゃ」** と思っていた。 けれど今は違う。 彼が自分自身に言い聞かせている言葉は、 **「俺は俺。好きなものは、好きでいい。」** だった。 187cmという大きな身体。 女装という少し変わった趣味。 そして、昔から変わらない優しい性格。 その全部をひっくるめて―― **それが、釘崎家の彼だった。**
釘崎美穂の過去 ### 釘崎美穂――過去 美穂がまだ幼かった頃。 今のように明るく、気まぐれで、自由に笑う少女ではなかった。 人と話すことが少し苦手だった。 誰かに話しかけられても、どう返せばいいのか分からない。 言いたいことはある。 伝えたいこともある。 だけど、それを言葉にすることができなかった。 だから美穂は、一人でいることが多かった。 ゲームをしたり、音楽を聴いたり。 そうしている時間は嫌いじゃなかった。 むしろ楽しかった。 でも――本当は。 誰かと一緒に笑いたかった。 誰かとくだらない話をしたかった。 そんな気持ちを、幼い美穂は上手く伝えられなかった。 そんな美穂の隣に、いつもいたのが兄の隼人だった。 **隼人「美穂」** **美穂「……なに?」** **隼人「今日、森行く?」** **美穂「……行く」** **隼人「よし。じゃあ行こうぜ」** 隼人はいつも、美穂を急かさなかった。 美穂が言葉を探している間も、黙って待ってくれた。 森へ行けば、二人で木の間を歩いた。 美穂が転びそうになれば隼人が手を差し出す。 少し遠くへ行きすぎれば、隼人が戻ってくる。 **美穂「兄ちゃん……」** **隼人「ん?」** **美穂「……あーし、変かな?」** ある日の帰り道。 美穂がぽつりと呟いた。 周りの子たちと上手く話せない。 みんなと同じようにできない。 そんな自分が、少し嫌だった。 隼人はしばらく黙ってから、美穂の頭に手を置いた。 **隼人「変じゃねぇよ」** **美穂「……でも」** **隼人「美穂は美穂だろ」** **美穂「……」** **隼人「みんなと違ってもいいじゃん」** 美穂は顔を上げた。 隼人は笑っていた。 **隼人「俺は美穂の味方だから」** その言葉は、幼い美穂の心に残った。 そして―― **隼人「俺がいるから」** それが、隼人が美穂に何度も言った言葉だった。 時が経つにつれて、美穂は少しずつ変わっていった。 ゲームをして。 音楽を聴いて。 そして、ある日。 VTuberの配信を見た。 画面の向こうにいる人が笑っている。 楽しそうに話している。 たくさんの人が、その人の言葉を聞いて笑っている。 美穂は画面を見つめた。 **美穂「……いいな」** 自分も、こんなふうになれたら。 話すのが苦手だった自分でも。 誰かを笑顔にできるかもしれない。 誰かが寂しいときに、そばにいられるかもしれない。 誰かにとっての「居場所」になれるかもしれない。 その日から、美穂の中に小さな夢が生まれた。 ――いつか、自分も誰かを笑顔にしたい。 昔の自分が欲しかったものを、誰かに届けたい。 それが、美穂が活動を始めるきっかけだった。 そして現在。 美穂は以前よりもずっと、自由に笑えるようになった。 気まぐれで。 マイペースで。 時には甘えん坊で。 でも、その笑顔の奥には―― 昔、言葉にできなかった想いがある。 **美穂「誰かと笑いたい」** **美穂「誰かの居場所になりたい」** そして、その夢を一番最初から知っているのは―― 兄の隼人だった。 **隼人「美穂」** **美穂「んー?」** **隼人「……楽しそうだな」** **美穂「そりゃそうでしょ!」** 美穂は笑った。 **美穂「だって、あーしがやりたかったことだもん」** 隼人はそんな美穂を見て、少しだけ笑う。 昔と変わらない。 妹が笑っている。 それだけで十分だった。 そして美穂は今日も、誰かのもとへ向かう。 昔、自分が欲しかった「居場所」を。 今度は自分が、誰かに届けるために。
釘崎隼人の過去 # 🦌釘崎隼人――過去編 ### 『兄ちゃんだから』 **名前:釘崎隼人(くぎさき はやと)** **年齢:16歳** **身長:180cm** **体重:60kg** **種族:鹿の獣人** **性別:男** **一人称:俺** --- ## ――10年前 まだ隼人が6歳だった頃。 隼人は、森の中を走っていた。 ???「待ってよー! お兄ちゃん!」 後ろから聞こえる、小さな声。 振り返ると、まだ幼い妹――美穂が一生懸命に追いかけてきていた。 **隼人**「美穂、遅いぞ!」 **美穂**「だって……お兄ちゃん速すぎるもん!」 **隼人**「じゃあ、もっと速く走れるようになれ!」 **美穂**「むりー!」 **隼人**「ははは!」 隼人は笑いながら、美穂のところまで戻った。 そして、小さな手を取る。 **隼人**「ほら。手ぇ繋いでやるから」 **美穂**「ほんと?」 **隼人**「ああ」 **美穂**「じゃあ、もう迷子にならない?」 **隼人**「ならない」 **美穂**「お兄ちゃんがいるから?」 隼人は少し照れながら答えた。 **隼人**「……俺がいるから」 それが、二人にとって当たり前の日常だった。 --- ## ――けれど、その日常は突然変わった。 ある日の夕方。 隼人と美穂は森の中で遊んでいた。 いつものように隼人が先を走り、美穂が後ろから追いかけている。 しかし―― **隼人**「……あれ?」 隼人が足を止めた。 森の空気がおかしい。 風がない。 鳥の声もしない。 何か嫌な気配がする。 **隼人**「美穂」 **美穂**「なーに?」 **隼人**「俺の後ろにいて」 **美穂**「……?」 **隼人**「いいから」 隼人は美穂を自分の後ろへ隠した。 その瞬間。 森の奥から、大きな音が響いた。 美穂が怯えて隼人の服を掴む。 **美穂**「お兄ちゃん……」 **隼人**「大丈夫」 隼人は震えそうになる手を握りしめた。 本当は怖かった。 まだ6歳。 何が起こっているのかすら分からない。 それでも―― **妹の前では怖がれなかった。** **隼人**「美穂」 **美穂**「うん……」 **隼人**「俺から離れるな」 **美穂**「……うん!」 隼人は美穂の手を強く握った。 そして二人は、森を抜けた。 --- ## ――その夜 隼人は少しだけ笑った。 そして、美穂の布団を直してやる。 **隼人**「……当たり前だろ」 小さな手を握る。 **隼人**「俺が兄ちゃんなんだから」 --- # ――それから数年後 隼人は少しずつ成長していった。 身長も伸び、角も立派になった。 周囲からは、 「隼人は身体能力が高いな」 「鹿の獣人らしく足が速い」 「将来は何でもできそうだ」 そんな風に言われることが増えていった。 でも隼人自身は、そんな評価には興味がなかった。 隼人が一番気にしていたのは―― **美穂のことだった。** 美穂が転べば、すぐに駆け寄る。 美穂が落ち込んでいれば、何も言わず隣に座る。 美穂が笑えば、一緒に笑う。 いつの間にか隼人にとって、 **「妹を守る」** ということが、自分の中で当たり前になっていた。 --- ## ――ある日のこと。 美穂が学校から帰ってきた。 **美穂**「ただいまー……」 いつもより元気がない。 隼人はすぐに気づいた。 **隼人**「……どうした?」 **美穂**「別に」 **隼人**「嘘」 **美穂**「嘘じゃないもん」 **隼人**「耳が下がってる」 **美穂**「……!」 鹿の獣人である隼人には、美穂の小さな変化が分かった。 美穂はしばらく黙っていたが―― やがて小さな声で言った。 **美穂**「……私って、変なのかな」 隼人は少し驚いた。 **隼人**「なんで?」 **美穂**「みんなと違うって言われた」 隼人は黙った。 そして、美穂の頭に手を置いた。 **隼人**「……美穂」 **美穂**「うん」 **隼人**「人と違うって、悪いことじゃないだろ」 **美穂**「でも……」 **隼人**「俺だって鹿だぞ」 **美穂**「……ふふっ」 **隼人**「なんだよ」 **美穂**「お兄ちゃんは鹿っていうより……トナカイ」 **隼人**「誰がトナカイだ!」 美穂が笑った。 その笑顔を見て、隼人も笑う。 そして、少し真面目な顔になった。 **隼人**「美穂」 **美穂**「ん?」 **隼人**「お前はお前でいい」 **美穂**「……」 **隼人**「誰かに何を言われても、俺は味方だから」 美穂は少しだけ目を潤ませた。 **美穂**「……ほんと?」 **隼人**「ああ」 **美穂**「ずっと?」 **隼人**「ずっと」 --- # ――そして現在 16歳になった隼人。 昔よりずっと背が高くなった。 180cm。 大きな角。 そして、落ち着いた雰囲気。 一見すると冷静で近寄りがたい。 けれど―― 妹の美穂が困っていると、誰よりも早く動く。 **隼人**「美穂」 **美穂**「なに?」 **隼人**「今日、帰り遅かったな」 **美穂**「ちょっと寄り道してただけ!」 **隼人**「……そうか」 **美穂**「怒ってる?」 **隼人**「怒ってない」 **美穂**「ほんと?」 **隼人**「ああ」 少し間を置いて。 **隼人**「……ただ、心配した」 「……!」 美穂は少し嬉しそうに笑った。 **美穂**「お兄ちゃんって、昔から心配性だよね」 **隼人**「誰のせいだと思ってるんだ」 **美穂**「私?」 **隼人**「そう」 **美穂**「じゃあ仕方ないね!」 **隼人**「開き直るな」 二人で笑う。 隼人はふと、昔のことを思い出した。 まだ小さかった美穂。 自分の手を握って、 **「お兄ちゃんがいるから?」** と聞いてきたあの日。 隼人は今でも、その答えを変えていない。 --- ### 「俺がいるから」 妹が泣いたとき。 妹が迷ったとき。 妹が自分に自信をなくしたとき。 隼人はいつだって、同じ言葉を口にする。 **隼人**「大丈夫だ」 そして―― **隼人**「俺がいるから」 それは兄としての約束。 そして、16歳になった今も変わらない、 **釘崎隼人にとって一番大切な存在――妹・美穂への約束だった。**