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霰舞もによ
@ararema139
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忍ミュ長屋物語観てきた…双忍同時に喋ってたね…忍ミュ長屋物語観てきた…双忍同時に喋ってたね…
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〜探し物〜 ─【俺の友人は、なんかとある奴を探しているらしい】 「ねえ、■■」 「ん?どしたの、雷蔵」 俺は、中学三年である、そこらに居る雷蔵の友人である男、■■■■。 今日もいつも通り学校があって─今は昼休みなのだが。突然、後ろから雷蔵が深刻そうな顔をして話しかけてきた。 「実は、変な話なんだけど…。僕、探してる人が居て」 「探してる人?誰だそれ」 「…実は、探してるって言っても、名前とか覚えてなくて…」 雷蔵は、えへへ、と困ったように笑った。俺は心のなかで、いや名前とか覚えてないのに何故─と突っ込みたいところであった。まあそこが雷蔵らしい。俺の友人である雷蔵、ちょっとそういうところがあるのだ。 「どういうことだ、それ…」 俺は苦笑いして、横向きに座って、後ろの机に頬杖をついた。雷蔵も苦笑いして頬をかいた。 「なんかね、こう─ずっと前から友達だったと思うんだよ、そいつ」 「…ほお。あー、あれ?なんか、幼稚園の頃に仲良かったからまた会いたいけど─的な?」 俺の的は外れたらしい。雷蔵は眉をひそめて首を左右に振った。思い出しているのか上を見ている。俺もなんとなく、同じように上を向いた。 「なんというか、そういうのじゃないの。実際言うと、この人生で一度も会ったことない」 俺はそれを聞いてずっこけそうだった。やめてくれ、椅子から落ちたらそれなりに痛いしダサい。じゃあつまり、雷蔵が探しているのは─なんか、俺が予想しているのより、もっとファンタジー要素な感じなのだろうか? 「…というと?俺が想像してるより非現実な感じなのか」 「そう。なんてんだろ、こういうの─あ、そう!」 ─前世の記憶的な! 「……雷蔵、それはその…ほんとに真面目な話…?」 俺はじとりと雷蔵を見た。雷蔵はというと、かなり真剣そうなのだが…、雷蔵が真面目な顔をして話し出すことって、偶にどうでもいいことなのだ。申し訳ないが、ちょっと疑ってしまう。 「いや、僕も変だと思うんだけど…すっごく、鮮明じゃないんだけど、鮮明っていうか…うぅ…どう言えば…!」 「わ、わかったよ雷蔵。そこで迷わないでよ…」 雷蔵には迷い癖がある。俺もちょっと困る時があるのだが、案外とっくに慣れていた。というか、初めて会った時も、別にそう気にしたことはなかったかもしれない。 「こう、昔は大体ずっと一緒に居て…。仲間と沢山忍術を学んで、それで、そいつと同じ城に就職して─」 「ら、雷蔵。ちょっ…ちょっと?雷蔵さーん!?」 雷蔵は次々に真顔で物凄い量の情報を喋り始めた。これは俺でも困る。止めても雷蔵は聞こえていないのか、ぶつぶつと喋っている。…もう諦めよう。俺はにこにこと笑いながら適当に頷いた。まあ最初以外何も頭に入っていないんだがな。 「……■■、わかってくれた…!?」 「うん、全然頭に入ってこなかったや」 俺の返答に、雷蔵は崩れ落ちるようにして机に突っ伏した。逆にあれで内容を整理できる人物はいるのか。 「僕─とにかく、ずっと探してて…!名前が思い出せないんだ。姿はわかる。僕と同じ見た目だった!」 「ふ、双子?」 雷蔵は俺の言葉に、ばっと顔を上げた。俺は驚いて、うわ、と声を出した。 「違うんだよ、それが。僕にずーっと変装してたの」 「はぁ…?雷蔵にずっと?ヤバいなそいつ」 俺は苦笑いして口に手を当てた。なんだそれ。雷蔵に常に変装して素顔を見せないという─とにかく凄い奴なのはわかった。 「記憶がちょっとおぼろげで…声とか覚えてない…」 「覚えてたら怖いだろ。てか、さっきめっちゃ喋ってたし。充分覚えてると思うよ」 俺はそう言ってにこりと笑った。雷蔵は、そうかな…いやそうかも…いやそうじゃないかも…と迷い始めた。 「おーい!三郎ー!」 廊下の方から声がした。振り向くと、八左ヱ門がこっちに手を振っていた。 「なあ!さっき珍しい虫見たんだ!三郎に見せてないやつ!」 「はいはーい。…雷蔵、まあ取り敢えず、会えるといいな」 俺がそう言うと、雷蔵はうん、と元気良く頷いた。 「三郎、昨日みたいに授業遅れて来ちゃ駄目だからね!」 「わかってるって」 雷蔵は、とある言葉をふいに思い出した。 ─「不破雷蔵あるところ、■■■■ありさ」 じゃあ、■■■■あるところにも、不破雷蔵ありだ!と、意味もなく雷蔵は席から立ち上がった。きっといつか、見つけてやるんだ!