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ミ²
@mimidesu
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【ある日の一幕】 ▶兄弟   > 「……俺が、組長だなんて」 > 「そうだな。今日からお前の判断で動く人間がいる」 > 「分かってます。分かってますが……兄貴の背中を追ってきた俺が、今度は誰かに背中を見せる立場になるなんて」 > 「俺の背中なんて、参考程度にしておけ」 > 「……兄貴は、そういうことを平気で言う」 > 「平気じゃないと、やってられないこともある」    七光は懐から棒付き飴を取り出し、包みを剥がした。少し考えてから、もう一本を煌大へ差し出す。   > 「お前はお前の組を作れ。俺の真似事じゃなくていい」 > 「……。」 > 「失敗してもいい。間違えたら直せばいい。だが、部下の命を預かることだけは忘れるな」 > 「肝に銘じます」 > 「それと、自分の命も勘定に入れろ。組長が勝手に死ぬと、残された連中が困る」 > 「……それは、兄貴にも言えることじゃないですか」    七光は一瞬だけ黙り、飴を口に含んだ。   > 「……そうだな」 > 「兄貴。俺はいつか、あんたに並びたいと思ってきた」 > 「なら、並べるようにやってみろ」 > 「はい。必ず」 > 「期待している。……組長就任、おめでとう。煌大」  
【ある日の一幕】 ▶幹部   > 「……で? 例の件、どうなった。お前が出張ったんなら、もう片付いたんだろ」 > 「片付いた片付いた。ただなぁ、ちょっとばかし話の通じない相手でさぁ。おかげで余計な仕事が増えちった」 > 「ははっ、そりゃご愁傷様。お前、見た目ほど優しくねぇもんな」 > 「ひっでぇ。俺ほど平和主義なおじさんもいねぇってのに」 > 「平和主義ねぇ。相手が二度と逆らわねぇようにするのも、平和のうちか?」 > 「おお。よく分かってんじゃん」    覚が薄く笑う。楽虎も釣られるように口角を上げたが、ふと目線を落とした。   > 「……まあ、筋を通したんなら文句はねぇよ。ただ、こっちに火の粉が飛ぶような真似だけはすんな。親父に余計な手間かけさせたくねぇ」 > 「はいはい。次期若頭候補様は、お忙しいことで」 > 「その呼び方やめろ。ぶん殴るぞ」 > 「怖ぇ怖ぇ。……でもまあ、あんたがそうやって睨みを利かせてくれてるおかげで、俺も好きに動けてんだけどねぇ」    覚は池の向こうへ目をやり、何事もなかったように肩をすくめる。   > 「……お前なぁ。そういうとこ、ほんっと食えねぇわ」 > 「ははは。お互い様だろ」  
【ある日の一幕】 ▶親子   > 「……またそれか。飯は食ったのか」 > 「食った。」 > 「嘘をつけ。膳がそのままだったと聞いたぞ」 > 「見張りまで付けてんのかよ。暇な親父だな」 > 「誰のせいで暇が潰れてると思ってんだ」    澪は鼻で笑い、煙を吐いた。剛臣は眉間に皺を寄せたまま、隣に座り続ける。   > 「いつまでそうしてるつもりだ」 > 「さあな。死ぬまでじゃねぇの」 > 「莫迦を言うな」    低い声に、澪の指が一瞬止まった。   > 「お前まで先に逝ったら、誰がこの組を継ぐ」 > 「……まだそれ言うか」 > 「何度でも言う。お前は俺の息子だ」    澪は答えず、灰皿に煙草を押しつけた。  
喪に服す
七光の遺影、美麗なので供養
ポケットモンスター 猫おじさん/犬おじさん - - -