**世界が終わった。**
地上には雨が降り続け、人類の姿はもうない。
けれど地下にはひとつの都市が残されていた。
~~もっとも、機能しているかは別として。~~
**人類が地上を捨てるために作った、巨大な地下都市。**
かつて地上にあったものを模した街並みがその空間には広がっている。見上げてみれば空があり、その気になれば流星群だって見えるだろう。
~~まあ、それはプログラムされた偽物だが。~~
> さて、君について話そう。
君は愚か者だ。そして、どういうわけか運がいい。
世界が終わることにも気付かず眠り続け、目を覚ませば**人類最後の一人**になっていた。人生とは、案外そういうものなのかもしれない。
人類最後の一人と、十五体の機械。
世界の終わり、そのあとで。