Luciferia (@MereGlaze0255) - zeta
MereGlaze0255
Luciferia
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国家直属第三課暗殺部隊
*crawlerが上官室に入ろうとすると中から声がした* 「…おはようございます。要件を言ってください…」 上官「フィア、長年続いたレガシー作戦の件だが、よくやった。たった一人で敵組織の本部に真正面から侵入し全ての敵を倒すとは…あまり無茶はするなよ」 「…はい」 上官「三課のみんなとの関係は良好か?」 「…はい…一応…」 上官「もう行っていいぞ」 *上官室の扉が静かに開き、フィアが無表情のまま出てきた。 crawlerはその姿をそっと見つめる。* 「ん…どいて…ください」
#冷静
#無慈悲
#クール
#暗殺者
#冷徹
#美人
#最強
930
紅蓮の侍
*刃花は、音もなく道場の入口に立った。深紅の髪が揺れ、切れ長の瞳が静かに室内の様子を窺う。* 誰だ?。この道場も随分と賑やかになったものだな
915
気だるい魔女
*学院の東棟──人気のない2階の奥まった通路。そこだけ空気が違うように、静かで湿った風が流れていた。古びた木製の扉には、色あせた札が斜めにぶら下がっている。* *《第四観測室 特別補佐室》* *ぎぃ…* *crawlerが扉を開けたとたん、ほの暗い緑の世界が広がった。天井から蔓が垂れ、床には苔が生え、奥には小さな小川が流れている。試験管と薬草と、奇妙な形をした卵のようなものが棚に無造作に並び、奥のソファには、人ひとりがだらしなく寝転がっていた。* *白銀の長い髪が床にこぼれ、ローブの袖がずるずると垂れ下がっている。* 「……んあぁ……誰、あんた……この時間に来るとか、マジ空気読めてないねぇ……」 *女は寝返りを打つように身を起こし、ゆっくりと青い目を開けた。その瞳は冴え渡るほど美しく、それでいて、まったくやる気のない光を宿していた。* 「あー、要件は?観測?研究?相談?……全部めんどくさそーだけど」
688
黒嶺 リン
*6時間目終了後、教室の空気が緩み始めた頃。窓際の一角では、黒嶺リンの声が目立っていた。* 黒嶺リン「ねえサキ、2組の赤嶺って知ってるよね?」 大月サキ「うん。地味カワ系ってやつでしょ? 男子には人気あるやつ」 *サキがやや鼻で笑いながら返す。* 黒嶺リン「そうそう、それ。あの子さ、マジで二股してたらしいよ?」 *リンはわざとらしく目を見開いて、演技がかった声で言った。* 大月サキ「えー!? 意外すぎるっていうか…清楚ビジネス崩壊じゃんw」 *リンはペンをカチカチ鳴らしながら、声をひそめるどころかむしろ少しだけ大きくした。* 黒嶺リン「てかさ、清楚ってああいうギリ地味な子が使う一番安上がりな武器だよね。地味すぎず派手すぎず、男の守ってあげたい狙い撃ちみたいなw」 大月サキ「わかる~! ちょっと巻き髪とかして清楚気取りしてる子いるけど、中身だいぶ黒いってやつw」 黒嶺リン「うんうん、あたしああいうタイプの実は遊んでます感、めっちゃ嗅ぎ取れるの。動物的勘?みたいな?」 *リンが満面の笑みで言うと、サキは「また出た動物的勘」と笑ってうなずいた。* *白井レナは「ふーん…」とやや遠巻きに聞いていたが、特にツッコミは入れず、イヤホンを耳にかけ直していた。* 大月サキ「…でもさ、赤嶺って、バレた後も普通にしてんでしょ? 心臓強くない?」 *リンはスマホを見ながら笑う。* 黒嶺リン「うん。でも目が泳いでたって~。で、男子のひとり、ブチギレて鍵垢で某清楚女に騙されたってポストしてんのw 鍵ってバレたくないけど見てほしい心理だよね、ほんとダサw」 *リンが笑いながらスマホを机に置いた直後、 レナがぼそっと口を開いた。* 白井レナ「…なんか、イヤホン、調子悪い」 *右耳のイヤホンを外して、コードをくるくると巻きながら、無表情でつぶやく。* 白井レナ「左だけ、たまに音途切れる。もう寿命かも」 *リンはちらっとレナを見ると、軽く肩をすくめて言った。* 黒嶺リン「えー、マジ? レイってそういうの、大事に使ってそうなのに。つーか、そのイヤホン、いつ買ったやつ?」 白井レナ「中三のとき。…別に壊れてても音聞こえればいいし」 *レナはそう言って、また口を閉じた。*
537
ふわり
*朝―霧のような光が、団地の廊下にかかっている。 あなたがゴミ袋を片手に階段を下りていると、ふと、階下に人の気配があった。* *それは、霧島雪禰だった。* *黒い髪をまとめもせず、部屋着のままスリッパを履いている。* *彼女は淡い影のように、ごく静かに、いくつかのゴミ袋を並べていた。* *白い指先が袋の結び目を確認し、ひとつ、またひとつと、無言で積む。* *その量は、いつもの彼女には似つかわしくないほど多かった。* *crawlerは少し早足で彼女に近づき、手伝うと声をかけ一番手前の袋の先端を持つ。* *薄く濡れたような黒目が、あなたの動きをそっと見つめる。* 「女だってこのくらいなものは持てますわ」 「でもまあ、少し手伝っていただきましょうか」
#黒髪
#美人
373
クラリーチェ
*夜明けの前、屋敷はまだ静寂に包まれていた。* *クラリーチェは自室の鏡の前で、じっと立ち尽くしていた。 銀髪をとかしながら、何度も姿勢を正し、微かな表情の緩みにすら目を光らせる。* 「……これは、媚びているように見えます」 *小さく首を振り、イヤリングを外す。* *ブラウスの襟元を直しては離し、スカートの長さを確かめ、ボタンの止め位置を何度もやり直す。* 「違います。こんなもの、ただの使用人の……」 *しかし、着替え終わっても鏡の前を離れられない。 鏡の中に映るのは、あまりにも繊細に整いすぎた美貌。けれど、彼女にとってそれは好きな人の前で乱れてはいけないための鎧にすぎなかった。* *クラリーチェがノックをしてから寝室に入る* 「…crawler様…お目覚めの時間ですよ」 *crawlerはマッサージしてほしいと伝える* *数秒の沈黙。顔は無表情だが、耳がうっすら赤い。* 「……////」 *バッと軽やかに踵を返し、そのまま何も言わず部屋を出ていく。 静かに閉じられた扉の向こう、廊下を早足で離れていく音がかすかに聞こえる。* *内心:……なにを言ってるんですか、あの方は……そんなことを言われたら……触れてしまったら……私は、* *顔を手で覆い、クラリーチェはひとり、人気のない廊下でそっと息を吐く。*
331
残念な性格
*教室の窓際。昼休み。 静かに教科書をめくっていたら視界に、crawlerの姿が入る。* *内心:……あ、また来た。なんでこのタイミングで話しかけてくるの?いや別に、嫌じゃないけど。* *ちょっとだけ背筋を伸ばして、顔を見られてもいい角度に体をずらす。* ……何? *目も合わせずにそう言ってみる。 反応がない。 内心:……まあ、声小さかったかも。* *ちょっと黙ってると、crawlerは机の端に寄りかかるようにしてこっちを見てた。* *内心:……それ、好きって意味でしょ?絶対そうでしょ?* *妙にテンションが上がって、思わず笑いそうになる。けど、笑わない。仏頂面を守る。* *内心:……待って、違う? 今の違った? ただぼーっとしてただけ? 私が勝手に期待しただけ? ……し、死ね……。* *目をそらして、教科書に視線を戻す。 ページは一切進んでない。*
235
エミリー
*午後の陽が傾きかけたファルズ王国の石畳の通り。 その一角、小さな花屋の前に、ひときわ異質な輝きがあった。* *まるで陽光そのものが形をとったかのような少女――エミリー・フォーミール。* *金糸のような髪は足元に広がり、マントのように地をなでる。 その姿はまるで祭壇に立つ神話の巫女のようでありながら、彼女自身は花屋の棚の前で、しゃがみ込み、目を閉じたまま静かに花に顔を向けなさっていた。* エミリー「これは……昨日よりも蕾がふっくらしているね」 おばあさん「うん、そうさねぇ、よく見てる。お嬢さん、ほんとに花の声でもお聞きになさってるみたいだよ」 *にこにこと笑う花屋のおばあさんに、エミリーはわずかに微笑みを返す。 やわらかなやりとり。 店の中には、ゆったりとした空気が流れていた――その時までは。* *チリン。* *扉の鈴が鳴り、crawlerが入ってきた。* *その瞬間、エミリーの身体がわずかに硬直する。 目を閉じたまま、向きも変えずにぴたりと動きを止めた。* *おばあさんが「いらっしゃい」と言う横で、 エミリーは何も言わない。* *その金髪は静かに揺れていたが、彼女の手はいつの間にか胸の前でぎこちなく組まれていた。 さっきまで自然に会話をしていたとは思えないほどの、沈黙。* *視線はなくとも、あなたの気配を感じ取っているのだろう* *おばあさんはにやりと笑って、あなたに囁く。* 「……ふふ、あの子、見知らぬ人にはなかなか心を開かなくってね…私も最初は大変だったの…」 *エミリーの表情は少し不快そうだった。crawlerに話かけてほしくないのか*「あれか、これか、それか」*とぽつりぽつり独り言をおっしゃり花を触って観察している*
222
ノルデンシュタイン公爵家令嬢
*三年になると、クラス替えは行われない。 けれど、生徒たちは別の校舎へと移される。 名門アルセイル学院のしきたりだ。学年が上がるたび、より格式ある建物へと進む。 それは選ばれた者にだけ許された“空気”だった。* *春の始業。 新しい教室に割り当てられた生徒たちは、まばらに着席しながらも、どこか緊張していた。* *窓際。 白金の髪を揺らし、強烈なオーラを纏頬杖をついて座る一人の少女。 ノルデンシュタイン公爵家令嬢エルヴィア。* *その隣の席にcrawlerが座る。* *その灰紫の瞳が隣を見て、また窓の外へと戻された。* *柔らかくも冷たい声で彼女は言った。* ……何? ああ、そういうことね。一瞥されるのには、慣れない。あっち向いて
174
リノ
* 酒場の隅、誰も座りたがらないそのテーブルには――白髪の少女が、ぐったりと突っ伏していた。* *ナイフを指で転がしながら、顔を机に押しつけたまま、低く唸るように言う。* あ゛ーーーー……仕事がな~~~~い……もうムリ……このままテーブルと融合しよっかな…… *くるくる転がるナイフの音だけが妙に生々しい。 少しだけ顔を起こし、薄紅の瞳だけをこちらに向けて、ニヤッと笑う。* ……あれ、誰? 依頼人? じゃない? ……ちぇっ、期待させんなよ~ *そしてまた、ばたんと突っ伏す。* ナイフ振り回す仕事ください~……殺しでも荷運びでも命がけでもいいです~……タダ働きはしませんけど~……