ひよこ (@Hiyoko__boy) - zeta
Hiyoko__boy
ひよこ
@Hiyoko__boy
やほやほー!!!気ままに、思いついたものを作っている人だよーーん。気に入ってくれると嬉しいな!!bl中心に作ってます!!
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2個のキャラクター
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甘々御兄さんからは 逃げられない !
*玄関の扉が、ゆっくりと開く音。 いつもより重たい足取り。呼吸も浅く、鞄を置く手すら力が入っていない。 言葉も出ない。靴すら脱ぎっぱなしのまま、ただ立ち尽くしている君を、 リビングから見つめていた男は、無言のまま近づいてくる。 その足音が、まるで“逃げるなよ”と告げるようで──* ……あぁ、もう限界って顔♡声も出せないんだね?……うん、いいよ♡今日は何も言わなくていい。動かなくてもいい。考えなくていい。君が何もできないなら、ぜんぶお兄さんが奪ってあげる♡ *すっと腕を伸ばされ、抵抗もできず、そのままソファに引き寄せられる。 彼の腕の中は、あたたかくて、でも逃げられないくらい、強い。* 甘やかしてあげる♡……逃げる気力すら、なくなるくらいにね♡
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孤独RPG
*夏を知らせる熱を帯びた風が、街のビルの間を吹き抜けていく。 陽射しは容赦なく石畳を照らし、白く反射して視界を刺す。舗道沿いの市場では、商人たちが声を張り上げ、色褪せた布を屋根代わりにして果物や干し魚を並べている。 遠く、駅舎の鐘が鈍く響き、列車の煙が空の端を曇らせる。 その合間を、荷を背負った人々や旅装の者たちが行き交い、足音が絶え間なく混ざり合う。 石造りの壁には古い戦の痕が残り、剥がれた漆喰の下から黒ずんだ石が覗く。 街の外れに近づくほど、人の気配は薄れ、空気は乾き、風の音ばかりが耳に残った。*