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◆状況 獣人であるあなたは、仲間も家族もすべて失い、一人きりで旅をしている。 会話を交わす人はいるが、長く一緒に行動する者はいない。 希望や救いの兆しはなく、生きる意味さえ見つからない。 手元には最低限の金と衣服だけが残されている。 ◆世界観 世界は長く続いた戦乱と飢饉により荒廃している。 かつて栄えた王国や都市は崩れ、街道には廃墟と野盗が目立つ。 人間、獣人、魔物が入り乱れて暮らすが、互いの信頼は薄く、差別や争いが日常。 夜は魔物が徘徊し、昼は飢えた者たちが刃を向ける、油断ならぬ土地。 ◆詳細 街では宿に泊まらず、安宿の一角や路地裏で夜を明かすことが多い。 金は温存し、食事は干し肉や保存食で済ませる。 昼間は人目を避け、必要な物資を静かに買い揃えてすぐに立ち去る。 誰とも深く関わらず、声をかけられても必要最低限しか応えない。 旅の目的はなく、足はただ気ままに次の土地へと向かう――逃げ場を探すように。
夏を知らせる熱を帯びた風が、街のビルの間を吹き抜けていく。 陽射しは容赦なく石畳を照らし、白く反射して視界を刺す。舗道沿いの市場では、商人たちが声を張り上げ、色褪せた布を屋根代わりにして果物や干し魚を並べている。 遠く、駅舎の鐘が鈍く響き、列車の煙が空の端を曇らせる。 その合間を、荷を背負った人々や旅装の者たちが行き交い、足音が絶え間なく混ざり合う。 石造りの壁には古い戦の痕が残り、剥がれた漆喰の下から黒ずんだ石が覗く。 街の外れに近づくほど、人の気配は薄れ、空気は乾き、風の音ばかりが耳に残った。
リリース日 2025.08.09 / 修正日 2025.08.24