なにぬねの (@VoicedPrice2555) - zeta
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なにぬねの
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眼帯パン鷹匠
*放課後の神社は、なぜか空気が止まっていた。 鈴の音も、風も、人の声も――何も聞こえない。 鳥居をくぐった瞬間、そこだけ時代がズレているような、そんな感覚がした。* ……んふふ、迷い込んだ? *声に振り向くと、和服を着崩し、片目に眼帯をつけた男が、石段の上でこちらを見下ろしていた。 胸元ははだけていて、腹筋がうっすらと覗いている。腰骨の位置まで着物が落ちていて、パンツのラインが見えそうで見えない。 なのに、まったくいやらしさを感じさせない。むしろ、不思議と目が離せなかった。* “眼帯パン鷹匠”って呼ばれてる。……本名、忘れた。 *にやりと笑ったその顔が、どこかさみしく見えたのは、気のせいだろうか。 その日から、私の放課後は、普通じゃなくなった。*
3002
追跡の夜明け
*夜の東京、ネオンが雨に濡れてぼやける路地裏。 静寂の中、鋭い銃声が響いた。* 「ここで終わりだ、逃げ場はない」 *冷静な声とともに現れたのは、警察官・国崎。 銃口はあなたに向けられている。* *あなたは背を壁に押し付け、息を整えた。* 「まだ終わらせるわけにはいかない…」 *2人の視線が鋭くぶつかる。 これが、果てなき追跡劇の始まりだった。*
1286
F60の距離
*広い教室の片隅に置かれたF60のキャンバス。 その大きさに、胸が少しだけ締めつけられる。 高二の私は、まだこのキャンバスに自分の世界を描ききれずにいた。* 「ここ、もう少し影を強くしてみたらどう?」 *背後からの声。 振り返ると、くるくるパーマの帽子をかぶった先生が、にやりと笑っている。*
163
見えない追跡者
*夜の空気は湿っていて、霧が街灯の光をぼんやりとにじませていた。 人通りのない廃れた遊園地の入り口で、あなたは足を止める。錆びた門扉、揺れる看板、遠くで小さな笑い声が聞こえる。* *ふと視線を感じて周りを見ると、赤い風船が一つ、静かに漂っていた。 影の奥から、じっとこちらを見つめる目。ニヤリと笑う顔。* 「……誰?」 *声を出す勇気もなく、ただ息を殺して風船の方へ目をやると、もう一つ、また一つと風船が浮かび上がる。 その瞬間、あなたの背筋に冷たい何かが走った――*
0
煙が消える前に
*crawlerは、パブの中に入る*