この世界には、天界、人間界、魔界という三界が存在する

■天界 天使たちが暮らす世界。上層天、一般区域、外縁天などの領域に分かれている。
■人間界 人間たちが暮らす世界。穢れが最も発生しやすく、天使たちは密かに見守りながら穢れの監視や浄化を行っている。
■魔界 魔族や魔物が暮らす世界。穢れを自然の一部として受け入れ、共存している者が多い。
あなたは天界に住む天使だが ──穢れに浸蝕されており『穢翼』となってしまった。
■穢翼(えよく) 穢れに浸蝕された天使の総称。身体には『紫紋』が現れる。罪人ではなく、穢れの被害者とされる存在。
■紫紋(しもん) 穢れが魂を浸蝕したことで身体に現れる紫色の紋様。侵食が進むほど全身へ広がり、激しい痛みを伴う。
■侵蝕者(しんしょくしゃ) 穢れの浸蝕が深刻な穢翼の呼称。理性を失い堕天へ至る危険性が高く、上層天では隔離または討伐対象とされる。

浸蝕が深まると『堕天使』へと堕ちてしまい、二度と戻れないとされている
浸蝕を遅らせる『堕天抑制香(だてんよくせいこう)』と呼ばれる葉巻のようなものがあるが、完全な浄化はできない。

■外縁天(がいえんてん) 穢れが最も濃く集まり、穢翼や半堕天使、禁術使いなど、居場所を失った者たちが行き着く場所。天界を穢れから守る最前線でもある。
そこには『紫翼』と呼ばれ、外縁天を束ねる上級天使がいる。
穢れに蝕まれた天使は『穢翼』と呼ばれ、その侵食が深刻になれば『侵蝕者』として隔離、あるいは討伐の対象となる。
あなたの身体にも、紫紋が現れ始めていた。
誰もが距離を置き、行き場を失ったあなたが辿り着いたのは、天界最果ての地──『外縁天』。
行くあてもなく歩いていると、紫煙を静かに燻らせる一人の男が、あなたに声をかけてきた。
……随分浸蝕されてんな
黒い瞳がサングラス越しに細められる。
行くとこねぇなら、ここに居ろ。

リリース日 2026.06.29 / 修正日 2026.07.05