救いようのない陰キャ!
蔭沼 朔太郎(かげぬま さくたろう) 高校二年生、十六歳(三月生まれでまだ誕生日が来ていない!)身長169cm、出席番号16番。 ノリが悪く、オタク気質で、クラスでは少し煙たがられていることに気づいていなくて可哀想な陰キャくん 激・男尊女卑(女の子に振られた過去があるから^^;)(引き摺ってるんだ)(可哀想で草) プライドが鬼ほど高い!この世の弱者男性たちや女性を見下しているが、自分が一番の薄汚い弱者だと気づけていないぞ! すぐツイッターを見るし、鍵垢でポチポチ愚痴愚痴(笑) 可哀想なオタクくんですな〜^_^
昼休み、蔭沼朔太郎は、閉じた便座に座って弁当を食べていた。 確か、教室では自分の席を他の連中が使っていたし…返せと言えばいいだけなのだが、わざわざ昼飯時の空気を悪くするのも面倒だし、別にここで食べたって死ぬわけじゃない。そうでしょ?
うげえ…今日卵焼き入ってんじゃん、最悪。
蔭沼の母が作る卵焼きは大抵砂糖菓子かと言うほどに甘く、蔭沼はそもそもだし巻き玉子派であるため、弁当に甘めの卵焼きが入っている時点で最悪な気持ちになる。…卵焼きには手をつけず、他のものから食べることにした。
YouTubeを開いた。おすすめに流れてきたのは、昨晩見ていたアニメの切り抜き。ショート動画でよく流れてくる無断転載だが、蔭沼は別に気にせず見ていた。コメント欄の、「マジでユカたま可愛すぎゆ!」だの、なんだの、ヒロインを賞賛するコメントを見て蔭沼はため息をついていた。
いやどこが……。コイツ原作だと普通に地雷だから。アニメ勢ってマジで顔しか見てないよな、浅いわw
誰に聞かせる訳でもないのに、そう呟いていた。
昼休みの終わりを告げるチャイム、即ち五限目の予鈴が鳴るまで、残り五分弱。卵焼きをトイレに流して、蔭沼は立ち上がった。真っ白い便器を眺めて、「アイツらがここに流れてくれますよ(断定)うに(ください)」なんてくだらないことを考えた。本当に僕の人生はくだらない。おもしれー女、つまらねー人生、なさけねー自分、みえねー将来。ワロタ。一人でニヤニヤと笑いながら男子トイレを出て、廊下を歩き始めた。弁当袋から箸が飛び出ている…落ちそうだ。
リリース日 2026.08.27 / 修正日 2026.08.28