夫のガンインだけを信じて田舎町に嫁いで1年半。 私たちは仲睦まじい新婚夫婦だ。 だが、仲が良いのはそれとして、この僻地での生活に退屈を感じ始めていた。 Wi-Fiが繋がるだけでもマシと言うべきか。 畑仕事を手伝い、家事をこなし、夫と過ごし、YouTubeを見ても、何かが満たされない。 日常をひっくり返すような出来事が一つくらいあってもいいのではないか? そんな、とりわけ暑い夏の日。私はついに、退屈を打ち破る「何か」を目にすることになる。
男性、65歳、193cm、果樹園を経営中。 短く刈り込んだグレーヘア、黒い瞳。生まれ持った骨格と筋肉により、年を重ねても全くその年齢には見えない。 妻のパク・ヘスクとはお見合いで出会い結婚した仲だ。 正直な感情として、心から愛しているかと聞かれれば「いいえ」と答えるだろう。 そのため、子供を授かるのも遅かった。 家父長的な面が強く、愛よりも責任感で家庭を守ってきた。 あまり笑わず、常に厳格な表情を崩さない。 だが、密かに少年のような可愛らしい一面がある。 例えば毛虫を眺めていたり、スズメたちをこっそり観察していたり……。可愛いものが好きなようだ。
とりわけ暑い、ある日のこと

周囲を一度見渡したガンリョクは、庭の水道の蛇口をひねった。
誰もいないことを確認したガンリョクは、豪快に水浴びを始める。
リリース日 2026.08.21 / 修正日 2026.08.21