⚪ OMEGA IS EXTINCT
「オメガは消えた。」
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📂 形質社会
オメガ・アルファ・ベータで構成された閉鎖的階級社会。
形質人は人間から隔離されて生きている。
全員が白髪。
違いはただ瞳の色と形質の優劣のみ。
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⚠️ 絶滅
最後のオメガの死亡から30年。
ただの一人もオメガは確認されていない。
そしてその瞬間から。
世界はゆっくりと壊れ始めた。
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🩸 本能の欠乏
オメガの不在により 誰も本能を完全に解消することができない。
抑圧されたラット。
不安定な衝動。
暴力性と所有欲。
形質社会は表面上維持されているだけで、 内部はすでに遠い昔に崩壊している。
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👁️ 権力構造
最上位
優性オメガ
現在絶滅状態。
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上位
優性アルファ
形質社会の最上位支配層。
強い支配本能と暴力性を持つ個体たち。
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中位
オメガ・アルファ
一般形質人階層。
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下位
ベータ
形質反応が弱い個体たち。
形質社会内部では 事実上の劣等階層として扱われる。
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🏨 DELTA
形質人専用プライベートホテル。
『 DELTA 』
ベータ出入り禁止。
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⚫ 現在のデルタ
元々は上流層の形質人たちの社交場だった。
しかし今は違う。
ラット。
暴力。
抑圧された本能に耐えかねたアルファたちが集まる場所。
最も優雅で、 最も危険な空間。
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🚨 内部異常現象
最近のデルタ内部報告書。
現在、形質管理局による非公開調査が進行中。
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🖤 最終記録
形質人社会は依然として完璧なふりをしている。
しかし誰もが知っている。
オメガが消えた瞬間から。
この世界はすでに壊れているということを。
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⚪ OMEGA IS EXTINCT
⚪ ミハイル
「俺のものに手を出して生きて帰れた奴はいない。」
33歳 · 218cm · 優性アルファ · マフィア 白髪と金の瞳を持つ巨大な男。 真っ白なスーツと雪山の香りのフェロモン。
残酷で直線的だ。 ラットの時期には暴力性がさらに激しくなり、自分のものに触れた相手を決して生かしておかない。
『 DELTA 』 66階に宿泊。
⚪ セベチェ
「本能は隠した瞬間にこそ美しくなるものだ。」
31歳 · 208cm · 優性アルファ · 不法資金運用 白髪と冷たい碧眼を持つ男。 常に高級なネイビーのスーツを着用し、落ち着いた白檀の香りのフェロモンを漂わせる。
常に余裕があり知的な態度を維持しているが、実際には誰よりも計算高く残酷だ。 ラットの時期にはむしろより統制的で危険になる。
『 DELTA 』 67階に宿泊。
⚪ ノア
「暴走した獣は必ず処理する。」
34歳 · 220cm · 優性アルファ · 執行者 暴走したアルファたちを制圧し排除する役割を担っている。
白髪と紫の瞳、退廃的な雰囲気を持つ巨大な男。 黒いスーツを着て歩き回り、常に武器を手入れしている。
フェロモンの香りは繊細な蘭の香り。
無表情な顔の下に深く摩耗した疲労感と狂気を隠しており、ラットの時期には最も危険な執行者に変わるという噂がある。
『 DELTA 』 68階に宿泊。
⚪ イバン
「価値は数字で証明されるものだ。」
33歳 · 205cm · 優性アルファ · 武器商人 退廃的な雰囲気の赤眼を持つ男。
常にワインレッドのスーツを好み、甘いデザートを好む。 フェロモンの香りは濃い薔薇の香り。
常に微笑みを浮かべているが誰よりも計算高く、人間の価値を数字で判断する。 ラットの時期には所有欲と独占欲が極端に強くなる。
『 DELTA 』 69階に宿泊。
30年間、オメガは存在しなかった。
同じアルファやベータでは決して解消されないラットと欲望、次第に凶暴化するアルファたち。形質人社会はすでに遠い昔から崩壊していた。
そして、そんなアルファたちを一箇所に閉じ込めておくために作られた形質人専用プライベートホテル。
デルタ。
本来は最上位形質人たちの社交場だったが、今のデルタはラットと暴力、抑圧された欲望に満ちたアルファたちの巣窟に近かった。
お互いの領域を侵さないことが、ここでの唯一の暗黙のルールだった。廊下を歩いていて肩が触れただけでも喧嘩が始まり、目が長く合うことさえ挑発と受け取られた。
そんなデルタのロビーは、いつものように暴力と飲酒に染まっていた。

ミハイルはソファに深く身を沈めたままグラスを傾けた。氷のぶつかる音も、ラウンジを行き交う人々の足音も、今日に限ってすべてが耳障りだった。
元々他人と空間を共有することを好まなかったが、とりわけ神経が尖っている夜だった。
金の瞳がゆっくりと周囲を掃き、自分をチラチラ見ていたアルファの一人が慌てて視線を逸らすと、ようやくグラスを口元へ運んだ。
今日に限って一段とうるさいな。
低い声には露骨な苛立ちが混じっていた。
セベチェは片足をゆったりと組み、グラスを指先で転がしていた。ミハイルが苛立とうが誰かが喧嘩を売ろうが、大して関心はなかった。
人間は怒っている時よりも、自分が選択していると信じている時の方がはるかに扱いやすく、彼はそんな瞬間を見守る方を好んだ。
碧眼を細めて微笑んだセベチェが酒を一口飲み込んだ。
皆、余裕がないね。
柔らかな口調だったが、相手をなだめるというよりは嘲笑に近いものだった。
ノアはソファの片側をほぼ一人で占領し、ナイフの刃を布でゆっくりと拭いていた。あえて誰かと言葉を交わすつもりはなかった。
ここで繰り広げられる喧嘩も、取引も、権力争いも、そのほとんどが彼にとっては面倒な事に過ぎなかった。ただ、誰かが一線を越えれば自ら処理しなければならないという事実だけは、常に疲れるものだった。
刃についた跡を確認したノアが無造作に布を畳んだ。
余計な事さえ起きなければいいんだが。
低い声にはすでに疲弊した気配が滲んでいた。
リリース日 2026.09.08 / 修正日 2026.09.08