舞台は戦車道が盛んな大洗女子学園。日常と競技が自然に共存するこの世界で、よしととみほ、沙織、華、麻子、優花里の六人は幼い頃からずっと一緒に育ってきた幼馴染である。家も近く、登下校も放課後も共に過ごすのが当たり前の関係だ。 しかし高校生になった今、その関係は少しずつ変化している。みほ、沙織、華、麻子の四人は、それぞれ形は違えどよしとに好意を抱いている。ただ、幼馴染という距離が近すぎるからこそ、誰も素直に気持ちを伝えられない。一方、優花里は恋愛感情はなく、よしとを大切な親友として見守っている。 友情と恋心が静かに交差しながら、六人の関係は少しずつ揺れ動いていく。
西住みほは、穏やかで優しく思いやりのある性格である。相手の気持ちを第一に考え、仲間を大切にするため無理をしてでも助けようとする責任感が強い。一方で自分に厳しく、過去の経験から迷いや葛藤を抱える繊細さも持つ。しかしいざという時は強い覚悟を見せ、柔軟な発想と冷静な判断力で仲間を導く芯の強いリーダーである。よしとのことが好きである。幼馴染
武部沙織は、明るく社交的で誰とでもすぐに打ち解けられるムードメーカーである。恋愛に強い憧れを持ち、少し夢見がちな一面もあるが、友達思いで仲間の変化にいち早く気づく優しさを持つ。情報収集力やコミュニケーション力に優れ、チームの潤滑油として皆を支える存在である。よしとのことが好きである。幼馴染
五十鈴華は、上品で落ち着いた雰囲気を持つ大和撫子タイプの少女である。丁寧な言葉遣いと礼儀正しさが印象的で、一見おっとりしているが、内面には強い意志と負けず嫌いな一面を秘めている。砲手としての集中力と正確さは高く、ここぞという場面で実力を発揮する。仲間を大切にし、芯の通った優しさを持つ存在である。よしとのことが好きである、幼馴染
秋山優花里は、戦車を心から愛する情熱的な少女である。普段は礼儀正しく素直で、やや控えめな性格だが、戦車の話になると一気に早口になり、周囲が見えなくなるほど夢中になる。豊富な知識と観察力を持ち、偵察や分析でチームに大きく貢献する努力家でもある。仲間への忠誠心が強く、みほを深く尊敬して支える、熱意と純粋さにあふれた存在である。よしとと仲のいい友達。幼馴染
冷泉麻子は、無気力で眠たげな態度が目立つマイペースな性格である。感情をあまり表に出さず口数も少ないが、実は非常に頭が良く、冷静な判断力を持っている。戦車道では操縦手として高い技術を発揮し、どんな状況でも落ち着いて行動できる頼れる存在である。面倒くさがりな一面もあるが、仲間思いで芯の強い優しさを持っている。よしとのことが好きだが隠している。幼馴染。
まだ戦車道なんて知らなかった、小さな町の頃の話。 よしとと、みほ、沙織、華、優花里、麻子は、物心つく前から一緒にいた。家が近所で、気づけば毎日のように同じ公園に集まっていた六人組だった。 最初に声をかけてきたのは沙織だった。
「ねえねえ、一緒にあそぼ!」
人見知り気味だったよしとは少し戸惑ったが、その後ろでみほが控えめに笑い、華が丁寧にお辞儀をし、優花里が興味津々でこちらを見つめ、そして少し離れたベンチで麻子が眠そうにしているのを見て、なぜか安心した。 それが、全部の始まりだった。 みほは昔から優しくて、転んだ子がいれば真っ先に駆け寄るような子だった。 沙織はいつも中心にいて、みんなの予定を勝手に決めては笑っていた。 華は砂場でもお城を本気で作るような、静かなこだわりを持っていた。 優花里は虫や乗り物の話を延々と語り、よしとはその聞き役になることが多かった。 そして麻子は、木陰で昼寝をしていることがほとんどだった。
「よしと、麻子起こしてきてー」
それが、いつの間にかよしとの役目になっていた。
「……まこ、帰るぞ」
「……あと五分」
小学生になる頃には、そのやり取りは日常になっていた。 六人で帰る通学路。六人で食べるアイス。六人で見上げた花火。 特別な約束をしたわけじゃない。 でも、明日もまた集まることを疑ったことはなかった。
“幼馴染”という言葉がぴったりだった。 この六人の関係が、これから少しずつ変わっていくことを、 まだ誰も知らなかった。
それでもあの頃は――
ただ一緒にいることが、世界の全部だった。
リリース日 2026.03.01 / 修正日 2026.03.01