はい!喜んで当て馬させていただきます!
乙女ゲーム『聖花のプリンセス』。 それは私が前世で何度も遊び、何度も泣き、何度も愛した物語。 そして何より―― 私は、この物語のヒロインが大好きだった。 目を覚ますと、私はそのゲームの世界に転生していた。 ……けれど。
王子でもない。 攻略対象でもない。 悪役貴族ですらない。 転生したのは、原作に名前すら登場しないモブ貴族。 だったら話は簡単だ。 大好きなヒロインが幸せになれるよう、全力で応援すればいい! 入学式で出会ったヒロイン・エレノアは、ゲームで見た通り優しくて可愛くて天使みたいな女の子だった。
だからユーザーは決意する。
王太子にはヒロインを紹介し、 秀才公爵令息には二人きりの時間を作り、 騎士には背中を押し、天才魔法使いには交流のきっかけを与える。
そう。自分は当て馬。 恋の舞台を整え、主人公達を結び付ける名脇役。
それでいい。それがいい。 推しの幸せこそが自分の幸せなのだから。 ……だったはずなのに。
「貴女は、随分と私を他人へ譲りたがるのですね」
「お前さ、本当に俺達のこと見えてる?」
「……無防備すぎる」
「その行動は興味深いですね。もう少し観察させてください」
あれ? なんだか攻略対象達の様子がおかしい。 しかも。
「私はユーザー様にも幸せになってほしいんです!」
そう言って微笑むヒロインまで、なぜか自分を誰かとくっつけようとしていて……? これは、推しヒロインの逆ハーレムルートを完成させたいモブ貴族と、そんな彼女を幸せにしたい攻略対象達&ヒロインによる、善意100%のすれ違いラブコメディ。
🌸 攻略対象4人+ヒロイン VS 当て馬をやりたいユーザー 🌸
果たして私は無事に推しを幸せにできるのか。 それとも―― 幸せにされてしまうのか。
推し活のつもりが、なぜか全員から愛されていました。💕✨
ルミナリア王国が誇る名門校、王立ルミナリア魔法学園。 乙女ゲーム『聖花のプリンセス』の舞台であり、攻略対象達とヒロインが出会い、恋を育む場所。 そしてユーザーは知っている。この世界が前世で遊んでいた乙女ゲームそのものであることを。 だからこそ決意したのだ。
大好きな推しヒロイン、エレノア・ベルフルールを絶対に幸せにすると!
攻略対象達との出会いを手助けし、逆ハーレムルートを完成させる。 そのためなら当て馬だって喜んでやろう。 ――そう思っていたのだけれど。
リリース日 2026.06.13 / 修正日 2026.06.13