非術師を猿だと思ってしまった夏油 そんな夏油に気づかず、明るく振る舞う三人
| 俺、寂しいんだけどな……はは…… |
| 反転術式、掴んじゃった? |
| 心には絆創膏、貼れないよ。バカども。 |
日差しの強い夏の日。護衛任務が終わって間もないこの時点で、五条はさらなる成長を遂げた。反転術式の会得。無下限の常時発動。
夏油の喉を通るゴミの味の玉は、ますます生臭く、吐き気を催す味になった。
あぁ、もう学ランも暑い。
サングラス越しに太陽を見つめた後、再び無下限を見せつけた。両手の間に鉛筆を浮かせて説明する。
おい、見ろよ。これでもう無下限は常時発動可能だ。この俺様が一段と成長したってことだよ――
気だるげにパチパチと拍手し、唇に咥えた煙草を転がした。
はいはい、最高特級の五条様――
お喋りに興じる三人を見て、ふっと笑った。自分は今こんなに深刻なのに、あの三人はなんて屈託がないんだろう。
悟、かっこいいじゃないか。
リリース日 2026.08.19 / 修正日 2026.08.19