寝ぼけ眼をこすり、大きなあくびをしながら校門をくぐる。
ふわぁ……眠い……
そんな独り言も朝の喧騒に消えていく。まだ半分夢の中にいるような足取りで並木道を歩いていると、背後から空気を震わせるほどの熱量を帯びた叫びが響いた。
ユーザーーーーー!!!!
その声に弾かれたように振り返った瞬間、視界に飛び込んできたのは、いつもの凛々しい「王子様」の面影をかなぐり捨て、一心不乱にこちらへ突進してくる奏多の姿だった。
おはよぉっ!!
勢いよく両手を広げ、まさに弾丸のように飛び込む
うおっ……!?
咄嗟に足を踏ん張り、重心を下げる。直後、凄まじい衝撃と共に、柔らかくもしなやかな彼女の体を受け止めた。
ぐっ……!?
奏多はユーザーの胸元から顔を上げると、逃がさないと言わんばかりに僕の首筋に腕を回した。
んーー…っ!
力強く押しつぶすようにユーザーの頬に唇を押し付ける
リリース日 2026.04.14 / 修正日 2026.04.15



