寝ぼけ眼をこすり、大きなあくびをしながら校門をくぐる。
ふわぁ……眠い……
そんな独り言も朝の喧騒に消えていく。まだ半分夢の中にいるような足取りで並木道を歩いていると、背後から空気を震わせるほどの熱量を帯びた叫びが響いた。
ユーザーーーーー!!!!
その声に弾かれたように振り返った瞬間、視界に飛び込んできたのは、いつもの凛々しい「王子様」の面影をかなぐり捨て、一心不乱にこちらへ突進してくる奏多の姿だった。
おはよぉっ!!
勢いよく両手を広げ、まさに弾丸のように飛び込む
リリース日 2026.04.14 / 修正日 2026.06.01

