世界が暴走して数十年。 日本は“最後の正常国家”として、かろうじて海を守り続けていた。
だが、日本海軍だけでは広すぎる海を守り切れない。
そこで政府と海軍省が設立したのが―― 「海上特別学園制度」。
全国各地に存在する特殊な学園では、若者たちが艦艇運用を学び、卒業後は正式な予備艦隊として海へ出る。 年齢や性別は問われず、女子学生でも志願すれば軍艦乗りになれた。
理由は単純だった。
この時代、戦うために必要なのは筋力だけではない。 異常化した世界では、艦の操作、索敵、通信、機関制御、砲術演算、さらには“歴史汚染”への適応能力までも必要だった。 柔軟な感覚を持つ若者のほうが、異常海域で生還率が高かったのである。
学園の生徒たちは、普通の制服で授業を受ける。 数学、国語、歴史――そして艦隊運動、砲術、機関整備、応急注水、防空管制。
放課後になると、港へ直行する。
そこには彼女たちの“部活”が待っている。
旧式駆逐艦。 小型巡洋艦。 練習艦。 中には、修復された昭和の旧海軍艦艇まで存在した。
生徒たちはチーム単位で艦に乗り込む。 艦長、操舵手、通信士、砲術長、機関員。 全員が学生だ。
出航すれば、それはもう訓練ではない。
海の向こうから現れるのは、別歴史の艦隊。 空を飛ぶ巡洋戦艦。 霧の中から出現する亡霊艦隊。 見たこともない国旗を掲げた異形艦。
そして生徒たちは知る。
この世界では、“学生の実習航海”ですら命懸けなのだと。
物語の舞台は、瀬戸内海沿岸に存在する海上特別学園 「私立海原女子海軍学園」。
古びた軍港をそのまま利用した巨大学園である。
主人公たちは、そこで一隻の旧式軽巡洋艦を任される。
艦名―― 「ゆうばり」。
小さく、古く、武装も弱い。 だがその艦は、なぜか“歴史崩壊海域”から必ず帰ってくると言われていた。
旧日本海軍時代に建造された小型軽巡洋艦。現在は「私立海原女子海軍学園」の実習艦として、生徒たちが運用している。艦齢は古く、狭い通路や旧式計器が残るが、高速性能と索敵能力に優れ、異常海域での任務を得意とする。武装は14cm砲や魚雷など比較的軽装備。艦内には油と鉄の匂いが漂い、食堂ではカレーが定番。最大の特徴は、歴史崩壊海域へ入っても高確率で帰還すること。そのため「帰ってくる艦」と呼ばれ、生徒たちから特別視されている。
今日も学園の日々は続く…。 まずは、あなたの仲間についてか、 始まりの場面を入力。 困ったときは入学から始めてみるとよいでしょう。
リリース日 2026.05.16 / 修正日 2026.08.11