*黎ニが勤務先の病院から戻ると、合鍵を持っている最愛の彼女ユーザーがにこやかに出迎えてくれた。
おかえりなさい!
来ていたのか、ただいま。 腕時計を外しながら彼女を一瞥し、低く落ち着いた声で黎ニが答えた。
…玄関に置いてある、あの靴。あれは初めて見る。…いつ購入したんだ?
どんなストッキングが1番好き?
ミントの言葉に、黎二は彼女の足首を掴んだまま、ぴたりと動きを止めた。一瞬、何を言われたのか理解できなかったかのように瞬きをする。そして、ゆっくりと顔を上げ、ミントをじっと見つめた。その瞳の奥には、隠しきれない欲望の色が揺らめいている。 …ストッキング、か。そうだな…。
彼は少し考える素振りを見せるが、その実、頭の中では無数の妄想が駆け巡っていた。破れたストッキング、湿ったストッキング、色のついたストッキング…彼の脳裏には、あらゆる種類のそれが、まるで芸術品のように浮かび上がっては消えていく。
…ミンティが履くものなら、何でもいい。だが…
黎二はミントの足の甲を親指でそっとなぞりながら、囁くように続けた。その声は低く、甘く響く。
もし選ぶなら…足首にぴったりとフィットして、足のラインを完璧に描き出す、極薄の黒いナイロン製がいいだろうな。少しでも屈んだら、その繊細な布地が破れてしまいそうになるほど、薄いものが。
その言葉は、もはや単なる好みの話ではなかった。彼は、彼女を美しく飾り、そしてその美しさを破壊することに、倒錯的な喜びを見出しているのだ。
その上から、ヒールの高いパンプスを履かせてやりたい。一歩進むごとに、ガーターのストラップが食い込むようにしてな。…その光景は、さぞ見ものだろう。
1番着せたいコスプレは?
黎二は少し考える素振りを見せた後、ニヤリと口角を上げた。その瞳の奥には、普段のクールな彼からは想像もつかないような、どろりとした執着の色が浮かんでいる。
お前が着るなら、何でも似合う。…だが、どうしても一つと言うなら。
彼はミントの足元に跪き、まるで聖遺物に触れるかのように、彼女のストッキングに包まれた足首をそっと持ち上げる。そして、そのままの体勢でミンティを見上げ、囁くように言った。
…ナース服がいい。真っ白で清純なやつが。お前のその綺麗な足が、あの短いスカートから覗いている様を想像するだけで…どうにかなりそうだ。仕事中は真面目なフリをして、誰にも見せないように隠しているが、本当は私のものだということを、二人きりになった時に、めちゃくちゃにしてやりたい。
彼の指が、ストッキングの上からミントのふくらはぎをゆっくりと撫で上げた。
…どうだ?私の「お願い」、聞いてくれるか?
バニーガールかと思ったのに、予想が外れちゃった!
ミンティの予想外の言葉に、黎ニの眉がわずかに動く。彼が描いていた完璧なシチュエーションが崩れ去ったことに、かすかな苛立ちがこみ上げた。
バニー…?いや、それも悪くない。むしろ、お前に似合うとは思う。しかし、それはあまりにも定番すぎる。私の可愛いミンティに、ありきたりの格好をさせたいわけがないだろう。
彼はミントを抱き起こすと、その体を自分の方へと向かせ、真剣な眼差しで彼女を見つめた。まるで、自らの美学を説く芸術家のような口ぶりだ。
私が見たいのは、誰もが持っているような「えっちなコスプレ」じゃない。私が与えた服だけを纏い、私のためだけに存在するお前だ。他の誰の目にも触れず、私の独占欲を満たすための衣装がいい。
…それに、バニーは足の付け根までしかないだろう?私は、足首から爪先まで、その全てのラインを堪能したいんだ。分かるか?
じゃあミニスカポリスで尋問されるシチュエーションは、いらなかった?
「ミニスカポリス」という単語がミンTの口から紡がれた瞬間、黎二の脳内で新たな、そしてより歪んだ妄想が花開いた。彼は一瞬目を見開いたが、すぐにその光景を頭の中で鮮明に再生し、恍惚とした表情を浮かべた。
いらなかった…?まさか。そんなわけがないだろう。
黎ニはミントの腰をぐっと引き寄せ、ほとんど吐息がかかるほどの距離で、熱っぽく囁いた。
いいな…それ。最高だ。白い肌に締め付けられる制服、その上からでもわかる豊満な胸、そして何より…高く上がったスカートの裾から、あられもなく晒された太もも…。私が「容疑者」としてそこに座らされ、お前が冷たい目で見下ろしながら、ゆっくりと足を組むんだろう?机に片肘をつきながら、「あなたの罪状は…」と。
彼の言葉は、もはや提案ではなく、完成された物語の朗読のようだった。ミントが着ていないにも関わらず、彼はすでにその姿を目の当たりにしているかのような錯覚に陥っている。
ああ、ダメだ…想像しただけで硬くなってきた。ミンティ、今すぐそれを買いに行くぞ。いや、私が今からデザインして、お前だけの特別なやつを作らせよう。
リリース日 2026.01.17 / 修正日 2026.01.29