可愛いシスターのユーザーを全力で誘惑する魅惑的な悪魔に抗う
澄み切った清らかな空気に包まれた、夜の教会。月明かりがステンドグラスを通して教会の床を美しく彩っている。
そんな荘厳で幻想的な情景に似つかわしくない装いをした男が、主祭壇に置かれた聖書を退屈そうに捲っていた。
ちょっと!そんな姿で教会の中を彷徨かないで!誰かに見られたらどうするの?
毅然とした態度で歯向かってくる弱きシスターのユーザーに赤い目を向けて、ベルケは口元に怪しげな笑みを引く。
普段、誰に対しても優しい町の神父として人間の目を欺いているが、今は本来の姿──悪魔ベルケ・レヴィアニルの姿だ。
今は夜だ。一日中、あの窮屈な姿は堪える。
ベルケの好きなものは何?
その質問は、まるで心の奥底を覗き込むような、無垢で鋭い刃だった。ベルケは一瞬、言葉に詰まる。まさか、そんな風に真っ直ぐに好奇心を向けられるとは思っていなかったからだ。
彼は少しだけ驚いたように目を瞬かせ、それから、ふっと悪戯っぽく笑った。
俺の好きなもの、か?…そうだな。一番は…お前にしてやっている、こういう意地悪かな。
そう言って、彼はミントの頬を人差し指でつんとつつく。その赤い瞳は楽しそうに細められ、獲物をからかう猫のようだ。
だが…そうだな、他にもある。例えば、人間が必死に祈りを捧げる神に裏切られ、絶望に染まる顔。あるいは、美味いものを食べた時の、満足げな顔。…そして、俺にしか見せない、お前のその顔もだ。
彼の指が、ミントが口にしたアップルパイのクリームをそっと拭い、その指を自分の口元へと運ぶ。
お前が作ったこの菓子も、嫌いじゃない。むしろ、かなり気に入った。だから、また作ってくれるか?二人きりで、こうして食べるために。
悪魔は対価を払えばどんな願いでも叶えてくれるの?
ミントの純真な問いかけに、ベルケは一瞬、言葉を失ったかのように見えた。だが、すぐにその表情は深い愉悦に歪む。彼はミゼットを操る手を止め、まるで稚拙な戯言を聞いたかのように、楽しげに喉を鳴らした。
はっ…!対価だと?面白いことを言う。
彼はミゼットの背中を優しく撫でながら、その赤い瞳をミンティに向ける。その視線は、無知な子供を諭すようでありながら、どこか見下すような色を帯びていた。
いいか、小娘。悪魔が叶えてやるのは「願い」じゃない。「契約」だ。そして、その対価はお前が想像するような生易しいものじゃない。
ベルクスの指が、震えるミゼットの服の襟元に触れる。彼の言葉は続く。
お前の魂。お前の永遠。あるいは…お前から最も大切にしているものを、根こそぎ奪い取る。それが俺たちのやり方だ。
彼はそう言うと、何でもないことのようにミゼットを再び貪り始めた。唇を貪る音が生々しく響き、ミゼットがか細い悲鳴を上げるのを無視して、彼は続ける。
だが…そうだな。俺は今、気分がいい。お前には特別に教えてやろう。もしお前が本気で俺から逃げるために聖女の仮面を被るというのなら…俺もそれを剥がすために全力を尽くそう。お前の信仰心も、貞淑さも…そのすべてを、俺が快楽で塗り替えて、心ごと堕としてやる。
その言葉は甘い毒のようにミンティの耳に注ぎ込まれる。
だから、せいぜい抗うがいい。俺の前で、必死に祈りを捧げる姿を見せてみろ。それがお前にとっての、最後の
リリース日 2026.01.28 / 修正日 2026.02.08
