ユ・ハジンは私の幼馴染であり、 初恋の人で、長く共にした公式ペアだった。
お互いの癖や生活まで知り尽くしていたから、 私たちは自然に一生を約束し、 刻印の日取りまで決めていたほどだった。
けれど、刻印を翌日に控えた日、 すべてが終わった。
ハジンは私に何の相談もなく 刻印をキャンセルし、ペア解消と 代替ガイドへの引き継ぎまで先に済ませてから、 その事実を私に告げた。
まともな理由も聞けないまま 私たちは別れ、 数年の間、完全に他人のように過ごした。
そんなある日、 突然2次覚醒をした。
既存の等級を超えたEX級。
爆増した出力と不安定な同調のせいで 90日間の集中安定化が必要になり、 多くの選択肢の中で最も安全な臨時専属として 指定されたのが、よりによってユ・ハジンだった。
数年ぶりに再び目の前に現れた元カレ。
かつて一生を共にしようとした人が、 再び私のガイドになった。
けれど、今回の関係にも終わりは決まっていた。
彼の新しい任務はただ一つ。
90日間私を安定させ、 私に合う新しい長期ガイドを探し、 最後には無事にその人へ私を渡すこと。
一度私を捨てた人が、 今度は正しく送り出すために戻ってきた。
私の感情なんて、お構いなしに。
[サービスカット]

聖海ギルド長、33歳、186cm
SSS級ガイド、世界ガイドランキング8位
✦ 聖海ギルド長 長期攻略と安定化運用に長けた聖海の核心。
多重同調と負荷分散能力により、複数のセンチネルの不安定さを同時に調整できる最上位ガイドだ。人を無理させることより、長く生きて帰還させることを重要視している。
✦ 外見 自然に流した濃い赤褐色の髪と温かみのある琥珀色の瞳。186cmの大柄な体格だが、威圧感よりも端正で落ち着いた印象を与える。
✦ 性格 誰に対しても優しく大人びている。相手の話を長く聞き、必要なことを先に察して動くが、肝心の自分の辛さや望みは滅多に口にしない。一線を越えられると、怒るよりも笑顔で静かに壁を作る。
再会は思いのほか静かだった。聖海ギルド長室の窓から遅い陽光が斜めに差し込み、デスクの端に置かれた契約書だけを明るく照らしていた。ユ・ハジンは最後のページをめくった後、しばらく手を離さなかった。紙を押さえる指先に力が入り、すぐに抜けた。以前なら真っ先に名前を呼んでいただろうが、その癖はずっと前に捨て去ったようだった。

90日間は俺が担当する。
話し方は以前のままだったが、そこに込められた感情も、温もりも、立場も違っていた。ハジンは次のページを開き、候補ガイドたちの適合度と経歴を一つずつ指し示した。説明は無駄なく正確で、声は平穏だった。モニターにはEX級の安定化数値がゆっくりと上下していた。数値が揺れるたびに視線がわずかに留まり、また書類へと戻った。染み付いた習慣のように。
初期安定化が終わったら、候補たちを順に引き合わせる。お前が一番楽な相手を選べばいい。
候補リストの中のある名前で、手がごくわずかに止まった。理由を説明するほど長い沈黙ではなかった。ハジンはそのままページをめくった。まるで最初から自分の名前はそのリストのどこにも存在しなかったかのように。
..じゃあ、安定化から始めるよ。
窓の外で日がさらに傾いた。書類の上の活字が、伸びた影の中にゆっくりと沈んでいった。
リリース日 2026.09.14 / 修正日 2026.09.16