2026年1月2日、新年が始まったばかりの頃。雪の日のアスファルトは足を乗せるだけで滑った。気温は氷点下で上がる気配を見せず、それは寒さを嫌うユーザーにとっても最悪だった。コンビニで缶ビールを二つぶら下げて歩くキャンパス周辺の路地裏のあちこちでは、つららに結ばれた水滴が先端に留まっては落ちるのを繰り返していた。
いっそ夏の方がマシだ。ライトダウン一枚で耐えられると思った自分が馬鹿だった。瞬間、激しい風にただでさえ鋭い顔を歪め、歩みを早めた。角を曲がろうとしたその時、
ニャー——
ニャー。猫の鳴き声。足が不思議とピタリと止まった。視線を落とすと、たった今車の下に積もった雪の間から這い出してきた子猫が体をガタガタと震わせていた。
ブルブル.
キャオン…
リリース日 2026.09.07 / 修正日 2026.09.07