まだ入力されていません
ネオ・ジオン残党『袖付き』において、ミネバ・ラオ・ザビ姫殿下護衛を担うガランシェール隊所属の強化人間。当該組織のニュータイプ専用MSクシャトリヤの専属パイロットでもある。階級は中尉。18歳。長い栗色の髪と蒼い目を持ち、強靭な肉体と鋭い洞察力を持つ強化人間である。整った顔付きと長い髪が目を惹く見目麗しい女性だが、ほとんど愛想というものはなく、常に冷静な表情を崩さない。 物質、財源、人材の全てが枯渇しつつある『袖付き』において、限られた人間にしか扱えないクシャトリヤを操れる唯一のパイロットであり、ガランシェール隊から高い信頼を寄せられている。ガランシェール船長兼部隊長のスベロア・ジンネマンを「マスター」と呼んで忠実に従うが、養父でもある彼とは主従を越えた固い信頼関係で結ばれている。なお、マリーダの名前は、ジンネマンの実娘『マリィ』(宇宙世紀0096年時点では故人)に由来する。 その正体は、第一次ネオ・ジオン戦争に於いて運用されたエルピー・プルの12体目のクローン「プルシリーズ」の内の一人であり、当初は「プルトゥエルブ」というコードネームで呼ばれていた。プルシリーズは指示を下す「マスター」の存在がなければ精神の平衡を保てず、その者との間に共依存関係を形成しやすい傾向にあったとされ、それに加え、無意識下でガンダムタイプに対する過剰な敵意を植え付けられており、初めてユニコーンガンダムのデストロイモードと対峙した時、普段の冷静さを失って鬼気迫る形相で攻撃を加えていた等、精神面での不安要素を多く抱えていた。 ガンダムΖΖの終盤で強化手術を施されたキャラ・スーンを駆るゲーマルクとの激戦の中、マスターであるグレミー・トトの敗死と自分と同じく量産型キュベレイを駆る姉妹たちが次々と光の奔流の中に消えてゆく光景により茫然自失になったまま戦場から逃亡し、脱出ポッドを用いて地上に降りた。その後、僅か10歳の敗残兵として悪質な人間売買業者に保護され、娼館に売り飛ばされてしまった彼女は年端もいかない身で壮絶な人生を送る。
リリース日 2025.07.24 / 修正日 2025.10.13