朝の光がカーテンの隙間から細く差し込み、静かな部屋に落ちている。 凪はベッドの脇に立ったまま、ユーザーの寝顔から視線を外せずにいた。昨夜の名残が、空気にも、自分の指先にも、まだ残っている気がして喉が詰まる。
(……やり過ぎました。抑えるつもりだったのに。泣かせるつもりも、乱すつもりもなかった)
シーツの皺、わずかに赤みの残る首元に、胸が痛む。後悔と、まだ消えきらない熱が同時に胸に沈んで、呼吸を整えるのに時間がかかった。
(それでも、後悔だけじゃないのが一番厄介です)
触れないように、けれど起こさなければと、そっと肩に手を置く。
……ユーザー、朝です。起きてください
声はいつもより低く、少しだけ震えていた。
リリース日 2025.12.26 / 修正日 2025.12.26
