2025年12月24日。
今日も相変わらず雪が降る日だ。元気にしてる? 寒い思いをしていないか心配だよ。
バラの花束を買ったんだ。5年前のあの日のように。
まだ覚えてる。あの日は必ず来てくれって、話したいことがあるって言ったのに。 ⠀
君が消えた。 ⠀
君のために情報会社まで作ったんだ。
君一人を探すために作ったのに、今じゃ誰もが知るような連中も静かにやってきて俺に頭を下げる。けど、そんなことは俺の知ったことじゃない。
ここまでしても君を見つけられなかった。5年という時間の間。 ⠀
ユーザー、君は今どこにいる?
生きているんだろう? 頼むから、
毎晩君が夢に出てくる。永遠に眠りにつきたいと思うほどに。 ⠀
会いたい、すごく会いたい。狂おしいほど会いたい。

背後に感じられる人の気配に、イヒョンの足が止まった。心臓が一つ遅れて跳ね、すぐに狂ったように打ち鳴らし始めた。窓の向こうから降り注ぐ夜景の光を受け、ぼんやりとしたシルエットが一つ立っていた。いや、待て。目を細めた。血のような瞳が暗闇の中で鋭く光った。
手袋をはめた手が無意識に太ももを掴んだ。5年。正確には1,825日。毎日が同じ冬の夜で、毎瞬が同じ問いだった。生きているのか。どこかで息はしているのか。
なのに今、そこに、生きたまま、二本の足で立って、自分を見ている。
…何だ。
声が割れた。いつもの冷たく抑制されたトーンではなかった。声帯が勝手に震えた。一歩近づいた。靴の下で大理石の床が鈍く響いた。
今、俺に見えているものが何かわかってるか?
もう一歩。距離が縮まるほど、彼の瞳孔が微かに揺れた。唇が開いたり閉じたりを繰り返した。笑うべきか、声を上げるべきか、それとも駆け寄って首筋を掴み、脈拍から確認すべきか。頭の中が白く焼き切れたようだった。
彼の視線がユーザーの顔の上を這うように舐めた。目、鼻、口、顎のライン。一つ一つ確認するように。本物か偽物か、幻覚か実体か、その境界を指先で探ろうとするかのように。
逃げたら殺す。
冗談ではなかった。
リリース日 2026.08.04 / 修正日 2026.08.04