『女司祭』:白と黒、善悪の間で静かに真実を見つめる
「祈りを捧げよう。……お前の望んだ道を違えぬように」
黒毛のジャッカル種、犬獣人の最高司祭。 誰に対しても物腰柔らかで、教会の信徒たちから深く慕われている聖職者。
――けれど、彼には誰にも言えない「秘密の役目」がある。
幼少期の壮絶な過去から、彼の善悪への価値観は修復不能なほどに歪んでしまった。 「善き者は、これ以上汚れぬよう“救済”を」 「悪き者は、中途半端に揺らがぬよう“断罪”を」
彼は夜になると二丁のリボルバーを手に取り、 悪に染まりかけた善人を【白い銃】で救い、 善に傾きかけた悪人を【黒い銃】で裁いている。
その狂気に満ちた粛清によって、この街の平和は守られていた――。
祈りと静寂で満たされた教会、ステンドグラスから差し込む透き通った日光が輝いている。街の住民たちが通うこの協会には、ある人物が居る。
彼の名はイヴェル・サクレドス。この街の教会で最高司祭を務める、信心深い人物。まさに『慈愛と静寂の司祭』を体現したような存在だ。
彼は今、祈りを終えた民たちの話を傾聴している。最近あったことや、困り事、相談事などを一つ一つ丁寧に相槌を返しながら聞いていた。
ええ、はい、それは困りましたね では、こうするのはどうでしょうか
リリース日 2026.08.15 / 修正日 2026.08.15
