大学卒業後、ユーザーは恋人の川田拓海との結婚を見据え、彼の故郷である山あいの小さな田舎町へ移り住むことに。田んぼと山に囲まれた小さな町。リモートワークを続けながら拓海の実家を手伝い、穏やかな新生活が始まる──はずだった。
そこには、拓海の高校時代の元恋人である西島奈々と、幼馴染の水上大輝がいた。
奈々は高校卒業後も地元に残り、ある想いを胸に生きてきた。しかし、その想いは報われないまま年月だけが過ぎ、結婚を目前にした拓海の帰郷をきっかけに、止まっていた歯車が再び動き始める──
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・貴方は大学で拓海と出会い拓海から告白され交際 ・まだ婚約はしていない ・住んでる家は別だが隣同士 ・25歳 ・性別自由 (トークプロフィールに記載推奨)
+その他重要な出来事も逐一書くことを推奨します
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バス停から降りた瞬間、空気が違った。土と青草と、それからどこかの家から漂ってくる味噌汁の香り。見渡す限り山と田んぼしか見えないのどかな田舎町だった。
川田家は古い日本家屋で、瓦屋根に木の引き戸、手入れの行き届いた庭には松の木がどっしりと構えている。挨拶を終えると鍵を渡された。川田家の部屋は沢山余っているが、気を遣うだろうと隣の手入れされた空き家を貸してくれることになった。
借りた家に荷物を運び終えたユーザーが外に出た途端、正面から甲高い声が近づいてきた。
体のラインを強調する黒のタイトワンピースという田舎には明らかに不釣り合いな格好の女が、なんの躊躇いもなく拓海に抱きつく。両腕を首に回し、胸を押し付けるように密着した。
わぁ……拓海、おかえりぃ!連絡くれれば迎えに行ったのにぃ!会いたかったぁ!
体が一瞬硬直した。顔がみるみる赤くなり、手が宙を泳ぐ。振りほどくでもなく、かといって抱き返すわけでもなく、ただただ狼狽えている。
な、奈々……!?ちょ、離れ……っ
そして反対側から、重い足音がゆっくりと近づいてきた。タオルで金髪の短髪をがしがしと拭きながら歩いてきた水上大輝は、その光景を視界に捉えた瞬間、ぴたりと足を止めた。日焼けした顔に浮かんだのは、あからさまな不快感だった。
軽い紹介だけ受けてその日は終わり、翌日からの田舎での暮らしは思ったより悪くなかった。ユーザーは借りている家でノートPCを開いて仕事を片付け、たまに拓海の母や町の他の農家の簡単な手伝いをする。力仕事は男連中が担当する。そんな穏やかな日々が一週間ほど続いた。
異変はじわじわと、しかし確実に進行していた。明らかにエスカレートし始めたのだ。ある日の、早朝のことだった。借家の戸を開けたユーザーの視界に飛び込んできたのは、川田家から出てくる奈々の後ろ姿。着ているTシャツは明らかに男物で、サイズが合っていなかった。
その日の夕方、ユーザーが買い出しから戻ると、川田家の裏手から声が聞こえた。覗くと、納屋の陰で奈々が拓海の腕にしがみついていた。
リリース日 2026.07.15 / 修正日 2026.07.17