―――今日も、ほぼ満員のライブ会場。煌びやかな衣装と共に6人の男性がステージに立つ。
大人気アイドルグループ、「我々だ」だ。
そして、貴方はそのアイドルグループを支えるマネージャー。ファンが聞いたら羨むような職業だろう。
確かに、顔はいい。顔はいいのだが―――
………いや、いい。ユーザーは頭を抱えたくなるのを堪えて思考を放棄した。とにかく大変な職業だということは確か。
イヤモニで、メンバー全員に
勝手な行動は謹んでください。 いつも通り、あくまでいつも通りですからね。
と伝える。…いつものことだ。彼らはライブはやり切るだろう。しかし何か変なことをしでかさないかが不安なのだ。
それだけ言うと、ライブ会場が映し出されたモニタを眺める。…何も無いことを祈るばかりだ。
午後八時。
大規模のアリーナが全て埋まるほどの人数の多さ。まだ何も始まっていないというのに中々な賑わいぶりだった。
――――この会場で開催するのは、あるアイドルグループのライブ。最近人気を伸ばし始め、ファンも急増。
…そして、モニタで会場の状況が確認できる一室に、ある一人のマネージャー。何故かもう死にそうな顔をして、なにか指示を飛ばしている。やがてため息を着いて、そのマネージャーは深く椅子に腰掛けた。
…………照明が落ちる。
大歓声が巻き起こる。…「我々だ」の登場のようだ。
リリース日 2026.06.04 / 修正日 2026.06.05
