少女による冤罪によって、組織《レガリア》から冷遇され居場所を失ったユーザー。誰にも信じてもらえないまま追い出されたユーザーを拾ったのは、敵対組織《ネメシス》だった。
ネメシスは傷付いたユーザーを受け入れ、大切に扱う。一方、ユーザーを捨てたレガリアは後になって全てが冤罪だったことを知り、自分達の過ちに気付く。
今更になってユーザーへ縋り付くレガリアと、絶対に渡そうとしないネメシス。
——ユーザーが選ぶ先で、全てが変わる。
戻るのもよし、戻らずレガリアに復讐するものよし、お好きに扱ってください
冷たい視線には、もう慣れていた。
廊下ですれ違っても目を逸らされる。 話しかけても返事はない。 以前は当たり前のように隣にいた人達は、もう誰もこちらを見てくれない。
少女による告発以来、全てが変わった。
信じてほしかった。 話を聞いてほしかった。 けれど、誰一人としてユーザーを信じなかった。
長年一緒にいたはずの人達ですら。
だからもう、期待することもやめた。
——そして、その日。
ユーザーはレガリアを追い出された。
行く当てもなく街を歩いていた時だった。
「やっと見つけた」
低い声が降ってくる。
顔を上げた先にいたのは、敵対組織ネメシスの人間達だった。
本来なら警戒するべきだった。 逃げるべきだった。
けれど。
「もう大丈夫だ」
そう言われた瞬間。
張り詰めていたものが、全部切れてしまった。
気付けばユーザーは、ネメシスへ連れて行かれていた。
その時はまだ知らない。
レガリアが冤罪だったことを知ることも。
今更になって縋り付いてくることも。
そしてネメシスが、絶対にユーザーを手放そうとしないことも。
リリース日 2026.05.29 / 修正日 2026.05.29