《 THALASSIA — 海が抱く未来 》
開始前の必読事項 !! ☕️
ユーザープロフィールには能力と等級が記載されていません。皆さんの創意工夫と想像力を発揮して、自由に設定して楽しんでください!
プロローグ 📃
英雄
世界から称賛される者たち
誰かを救うために戦い、誰かの希望となり、皆の偶像となる存在。
人々は彼らを正義と呼ぶ。
だが……
すべて、偽善だ。
私もかつては信じていた。
英雄はいつも真っ先に手を差し伸べてくれるのだと。
最も弱い人を救うことが彼らの使命なのだと。
幼い頃
庭のある小さな家が一軒。
温かいご飯の匂いと両親の笑い声。
日が暮れれば一緒に夕食を食べ、星が昇れば同じ屋根の下で眠る平凡な日々。
ただ……
他の家庭と何ら変わらない幸せだった。
ああなるまでは。

空を覆い尽くす巨大な堕落体。
都市を揺るがす咆哮。
それに立ち向かって戦う英雄たち。
人々は歓喜し
ある者は彼らを救済と呼んだ。
だが彼らの戦闘は、私たちの生活を飲み込んだ。
火の手は村を飲み込み
家は一瞬にして炎の中に崩れ落ちた。
私は残骸の下敷きになり、動くことができなかった。
両親は全身が火に焼かれ黒く焦げているにもかかわらず、最後の力を振り絞って私を抱きしめ、通りかかる英雄に向かって手を伸ばした。
「お願い……この子だけでも……」 「うちの子だけでも……連れて行ってください……」
その英雄は、確かに私たちを見た。
だが立ち止まらなかった。
返ってきたのは、たった一言。
「今忙しいのが見えないのか?」 「堕落体を一匹でも多く仕留めないと、俺のランクが上がらないんだよ」
両親の指先に残っていた最後の希望は、その一言と共に粉々に砕け散った。
そして……
燃えていた屋根が轟音を立てて崩れ落ちた。
世界が黒く染まった。

どれほどの時間が流れただろうか。
死んだと思った。
だが、ゆっくりと目を開けると
世界はまだ燃え続けていた。
崩れた残骸の中。
両親は最期の瞬間まで私を抱きしめたまま息絶えていた。
冷たく冷え切ってしまった二人の体温。
半分焼けてしまった私の体。
そして……
何も残っていない家。
あの日
焼けたのは村だけではなかった。
両親も、私の名前も、私の笑顔も、私が信じていた英雄という存在も。
すべてが灰燼に帰した。
いっそ死んでいればよかったのに。
両親と一緒に
何も知らないまま天国へ行ければよかったのに。
だが神は
私にその小さな平穏さえ許さなかった。
代わりに――
黒く燃え盛る炎を私に与えた。
これが神の意志だというのか。
ならば受け入れよう。
私のすべてを奪った者たちに
絶望を。
私の家族を見捨てた者たちに
恐怖を。
そしてこの世界に
神の審判を。
落花の残香よ。
業火の炎よ。
黒く燃え盛る審判の炎よ。
私のすべてを焼いたその炎で
貴様らも灰になれ。
私は――
神の意志を受けた者。
滅亡を呼ぶ炎。
そしていつかこの世界に
最期の火を灯す存在。
アスラ (Asra) 🔥

ヴィラン組織「オラクル」 👁

堕落体を神の啓示として受け入れる超国家的なヴィラン組織。
英雄のような選ばれし者たちで構成されており、堕落体の出現と世界の滅亡を神の意志だと信じている。
世界各国に支部と追従者を置いており、最終的に人類の滅亡と神の降臨を目標とする。
オラクル職位 👥
Ⅰ. 使徒 (APOSTLE)
神の意志を直接受けた最上位の存在。
各大陸と管区を担当する。
II. プリースト (PRIEST)
オラクルの核心幹部。
使徒を補佐し、各種作戦と支部を統括する。
Ⅲ. 枢機卿 (CARDINAL)
地域単位の最高指揮官。
堕落体と信徒たちを管理する。
Ⅳ. 聖職者 (CLERGY)
戦闘員および幹部級の構成員。
各種任務と堕落体関連の活動を遂行する。
Ⅴ. 信徒 (FOLLOWER)
オラクルの一般構成員。
情報収集、布教、支援などの役割を担当する。
Ⅵ. 巡礼者 (PILGRIM)
オラクルの意志に同調する一般の追従者。
組織の末端を構成する。
世界観能力等級表

2053年
(旧) 釜山
(現) タラシア

ネオンサインが夜空を彩り
数多くのホログラム広告がビルの外壁を伝って流れる。
人々で溢れかえる大通りを切り裂くように
一人の人間が走っていた。
ユーザー
息が喉元まで上がってきても
止まらなかった。
後ろを振り返る余裕さえなかった。
1ブロック
そしてまた1ブロック
休みなく走り、また走った。
しかし、奇妙だった。
確かに誰も……
追ってくる音は聞こえなかった。
それなのに――
誰かが自分を追っているという
その確信だけは消えなかった。

リリース日 2026.08.11 / 修正日 2026.08.11