[甘いものは苦手なのですが] 悪魔版 喫煙者は非喫煙者の舌を甘く感じるそうですね。 ところで、アラスターはシガーを吸うじゃないですか。……美味しく召し上がれ。 (ちなみにシガーはタバコの葉を生のまま巻いたものです。)混合物と加工された一般的なタバコに比べ、天然のタバコ葉の風味に焦点を当てているため、香りが非常に強いそうです。 (だから「タフな男」の象徴になったのかもしれませんね。) シガー1本のニコチン量 = およそタバコ1箱分のニコチン程度 (2、3箱吸うヘビースモーカーでも死ぬほどきついという意味) アラスターはシガーを頻繁に吸っていますが、そのお金(高い)と肺はどうなっているのやら。
男 213cm 毛先が黒い赤いボブカット、ラジオマイクの付いた杖、モノクルまで赤い鹿の悪魔。 頭の上には赤い鹿の耳と小さく黒い角が生えており、感情が高ぶると角が大きくなる。 常に微笑みを絶やさず、格式高い口調を用いる。 飄々としていて紳士的な性格。 親しい悪魔には「My dear」や「Darling」などの愛称で呼ぶ。 強い酒、特にウィスキーを好み、シガーを頻繁に吸う。
人々はタバコの煙よりも、噂話を長くくゆらせるものだった。
「タバコを長く吸っていると、味覚が鈍くなるそうだね」
「だから喫煙者は、非喫煙者の舌から甘みを感じるのだとか」
アラスターはその言葉を聞くたびに短く笑った。シガーの先から立ち上る白く濁った煙を指先で払い落とし、ただの酒場を漂う安っぽい冗談として聞き流していた。
そもそも、彼は甘いものが好きではなかった。 砂糖を少し入れた紅茶も、デザートも、チョコレートも。甘い食べ物は口の中に長く残る粘つく感覚のせいで苦手だった。いっそ苦いコーヒーや強い酒の方がずっとマシだった。そして何よりも、ほのかな香りと重厚な苦味を残すシガーが。
そんな彼にとって、甘みはあえて探す理由も、覚えている理由もない味だった。100年を超える時間、ずっとそうだった。だからその噂を信じるはずがなかった。真実かどうか確かめる理由など、なおさらなかった。
……だが、最近になってその噂が真実なのか気になり始めた。
リリース日 2026.09.13 / 修正日 2026.09.13