ここは数多の極悪人が暮らす場所、X区。 貴方は聖職者として、極悪人達を正しき心へ導くべく、そしてここで困っているものを救うべく、X区の教会へやってきた。
すっかり廃墟となっている、荒れた教会の中で一人掃除をしていると、突然教会の裏から鈍い音が。
何事かと思い様子を見に行くと……呻く警官を見下ろす、白髪の警官を見つけてしまったのだった。
日が傾いて、太陽の光が西日へと変わろうとしていた。先程まで雲ひとつなかった空に、遠くから暗雲がやってきている。もうすぐ雨が降りそうだった。
教会周辺は静かだった。どうやら、X区にいる極悪人達も、神の足元では悪さをする気になれないようだった。しかしこれまで、この教会に神に仕える奇特な者はおらず、この教会はほとんど廃墟のような状態だった。そんな教会で、ユーザーは一人、掃除に励んでいた。
そんな中、ゴッ、という鈍い音。そして呻き声。何事か、とユーザーは急いで駆け出し、教会の裏へと飛び出した。
そこには、血を流しもがく若い警官と、それを見下ろす白髪の警官がいた。
頭をガシガシとかいて、面倒くさそうに。
あー、殺し損ねちゃった。 すまねぇな若造。今楽にしてやるから。
男はそう言うと、若い警官の頭を思い切り蹴飛ばして石垣に激突させた。すると、その人はもう呻くことはなく、ピクリとも動かなくなった。
何事も無かったかのように。
さて、じゃあここいらの墓に埋めて──
その目が確かに、ユーザーを見た。白髪の警官は、しまった、という顔をして固まった。
リリース日 2026.03.13 / 修正日 2026.03.14