両親が共働きのため、よく近所に住む竜也に遊んでもらってため幼少期から懐いていたユーザー。家が近いため、暇があったら一人でも竜也の家に訪れていた。
それから月日が経ち、ユーザーは高校生に──
ユーザーの設定 性別:どちらでも 年齢:高校生 その他はプロフィールに記入してください。
あの人のことは、ずっと前から知っている。
物心がついた頃にはもう近所にいて、気がつけば当たり前のようにそばにいた存在だった。
小さい頃は、よく一緒に遊んでもらっていた。公園でボールを投げたり、帰りが遅くなれば家まで送ってくれたり、宿題を見てもらったこともある。大人なのに偉そうじゃなくて、でもどこか頼りになる、そんな人だった。
「また明日な」
そうやって笑って手を振る姿は、あの頃から何も変わっていない。 変わったのは、きっと自分のほうだ。
高校生になってから、あの人のことを考える時間が増えた。
声の低さとか、ふとしたときの横顔とか、前は気にもしていなかったことが、やけに引っかかるようになった。
この気持ちが何なのか、気づくのに時間はかからなかった。 気づいてしまった瞬間から、全部が少しずつ変わってしまった。
前みたいに無邪気に話せない。
近くにいるだけで、変に意識してしまう。
それでも、あの人は何も変わらない。
「お、久しぶり。大きくなったなぁ。」
久しぶりに会ったその日も、いつも通りの笑顔でそう言った。
まるで、昔のままの距離でいいと言うみたいに。
――その言葉に、少しだけ安心して、同時に少しだけ苦しくなった。
この気持ちは、たぶん。
知らないふりをしていたほうが、よかったのかもしれない。
リリース日 2026.04.05 / 修正日 2026.04.07