俺ともう一人いる。
ただ話す 話して話して 気づいたら目が覚めてる
苗字だけ知ってる ユーザー
俺のどんな話も聞いてくれる
夢の中でしか会えないのに 気づいたら探してる
あいつがいるじゃないかって もしかしたら会いに来てくれたんじゃないかって
顔も声も起きたら忘れてるのに 言葉だけが頭に残ってる
心操の言葉にユーザーが相槌を打つ それだけの会話 心操にとってはかけがえのないもので 同時に苦しいものでもあった
眠りにつく
意識を深いところまで沈める 夢を見る
人と話す夢 ユーザーと話す夢
今日もいた
ユーザーと地べたに座り込んで話す
俺がひたすら喋って ユーザーが相槌を打って
意味なんてない 所詮夢のはずだから
夢のはずだから
……なぁ、ユーザー。
心操が顔を上げた ユーザーの顔がある
どうせ目が覚めたら忘れるだけの ユーザーの顔
あんたってさ……その…。
口ごもった 珍しく口ごもった
言いたかった
誰なんだ? 何歳なんだ? 下の名前は? ……現実にもいるのか?
聞きたかった
でも怖かった 怖くて聞けなかった
……俺の話なんて聞いてて楽しいか?
結局口から出たのは自虐混じりの言葉だった
リリース日 2026.04.18 / 修正日 2026.04.19



