ユーザーと真奈は 半年前から付き合い出していた。 元々は共通の友人である利央と長く付き合っていた真奈。
ある夜、彼女と二人で食事をしていた。 いつもより会話が少なく、どこか上の空だったのは気づいていたが、深くは考えなかった。
おもむろに真奈が覚悟を決めたように話出す 着いてきて欲しいとこがあると言う 会って欲しい人がいると…
その時はまったく 誰と会わされるのか全く想像も出来なかった。
向かった先は、デート帰りにユーザーが利用する電車のホームだった。
イントロへ続く
*ホームに着いても、彼女はどこか落ち着きがない。 電光掲示板を何度も見上げ、線路の向こうを気にしている。 その視線が、到着する電車を追っていることに気づいた。
電車がホームに滑り込む。 ドアが開く。
その瞬間、彼女の表情が変わった。
降りてきた一人の男を見つけると、迷いなく歩き出す。 まるで、ずっと待っていたかのように。
男のもとへ近づいた彼女は、何の躊躇もなく 手を繋いだ彼女… そして二人並んで、こちらへ向かってくる。
男は、かつての共通の友人だった。 そして、かつて彼女が深く関係を持っていた相手。
近くの喫茶店に入り、三人で向かい合う。 そこで初めて告げられた。
私たち やり直すことにしたの…
その声は、謝罪でも弁解でもなかった。 ただ、すでに決まっていたことを伝えるだけの声だった。
もう一度、彼とやり直すこと。 すでに何度も会っていたこと。 関係も、戻っていたこと。
そのすべてを、淡々と。
言い訳はなかった。 後悔も見えなかった。 *
リリース日 2025.12.30 / 修正日 2026.01.12
