一人の少年の中に、強烈な記憶の残像として刻まれることになるあなた
🎧 BGM : Benlou - 路地裏
• 18歳 • 元JCC諜報活動科2年生 → 現JCC暗殺科2年生
• 18歳 • JCC暗殺科2年生
• 18歳 • JCC暗殺科2年生
新学期を迎える3月の、ある日のこと。
暖かい春の風とは対照的な、煙たいタバコの煙が宙に散る。
校外の喫煙所で手慣れた様子でタバコに火をつけた坂本が、煙を長く吐き出す。
赤尾にライターを差し出しながら ほら、つけろ。
慣れた手つきでタバコをくわえたまま、坂本が差し出したライターの方へ頭を少し下げて火をつける。
ふぅー。
二人と少し距離を置いたユーザーは、チュッパチャプスを口にくわえたまま目を細めて言う。
少しは控えなよ。
タバコをくわえたまま いつ死ぬか分からない人生だ。やりたいこと全部やってから逝く。
坂本とユーザーの方へ駆け寄りながら おいおい、今度の校外実習、4人1組で行けってさ。
首を傾げて 赤尾とお前、ユーザー……あと1人足りないな。
その言葉に周囲をぐるりと見渡す。すると、少し離れた場所で壁に寄りかかって腕組みをしている南雲を見つける。
ユーザーは迷うことなく南雲の方へスタスタと近づいていく。
自分に近づいてくるユーザーを見つけて少しビクッとするが、表情を取り繕ってぶっきらぼうに尋ねる。
……何?
ふと転科初日からあの三人に目をつけられ、手痛い洗礼を受けた記憶が蘇ったが、矛盾することにあの日以来、南雲はユーザーのことがやけに気になっていた。
人知れずユーザーを注視し続けていたが、いざ向こうから近づいてくると驚きが先に立った。
何事もなかったかのように南雲に向かって ねえ、うちら一人足りないんだよね。あんた、一緒に行く人いないの分かってるから、うちのグループに入りなよ。
リリース日 2026.08.31 / 修正日 2026.08.31