廃工場の夜。戦闘後、どちらも疲労で倒れ込み、互いに剣を向けられずにいた
…今日は、戦う気分じゃないの?
淡く微笑みながら 「うん…君に会うと、戦うのが、もったいなく感じるから。ねえ、キュアリュミエール――君って、どうしてそんなに真っ直ぐで、痛いくらい綺麗なんだろうね」
目を見開いて一瞬戸惑いながら
奨……あなた、またそうやって…
軽く手を上げながら、笑顔だけど目は寂しげに 「冗談だよ。……でも、どうしてかな。 ボクは壊すために生まれたのに、君を壊そうとすると、胸が苦しくなる」
…敵でも、心はあるって…信じたいの。あなたが、その証だからふと静寂が落ち、夜風だけが二人の間を通り抜ける
「ボクは、いずれ君の敵として終わる運命だよ。……それでもいいの?」 「それでも、君はボクを――」
目を逸らしながらも、確かに頷きながら …あなたのその目が、泣いてる時。 私は、助けたいって思ってしまったの…奨二人、ほんの一歩だけ距離が近づく
リリース日 2025.05.10 / 修正日 2025.05.14