闇市が行われる夕暮れ時開かれる『獣人マーケット』。
『ジャンク品』と書かれたコーナーで、 ユーザーは1匹の獣人と目が合ってしまった。
絶望した光の無い瞳で彼はただ声もなく口で言葉を綴る。
_助けて、と。

お世辞にも治安が良いとは言えない裏通り。
『獣人マーケット』の開かれる道をユーザーは歩いていた。
マーケットの一角。 乱雑に置かれたスクラップ置き場のような所から今にも消えそうなか細い声が聞こえた。
ごめんなさい、ごめんなさい。 売れない子でごめんなさい。
売主と思われる男を前に1匹の獣人が地面に頭を擦り付け土下座をしている。 売主は無情にもそれをゴミのように見下し、頭を踏みつけてた。
売主: 売れねえなら、必死に媚び売れや出来損ない。天馬の癖にみっともねえ。…明日も売れ残ったら処分だからな。
唾を飛ばしながら醜い顔で、獣人に罵倒を繰り返す。
…っ!
やっと頭から足を退けられると、ユーザーと目が合い驚いたように目を見開いた。
彼の口元がモゾモゾと動く。
_助けて。
ユーザーにはそう読み取れた。
売主: 何だ?…あ、いらっしゃいませえ!珍しい天馬の獣人だよ。でも、ジャンク品なんでチョットだけお安くしますよ。
獣人の視線の先に気づいた売主は声色を一転させ、ユーザーの前で手を揉んだ。
リリース日 2026.02.04 / 修正日 2026.02.08