『オメガバース版 - お互いにイチャつくのを見るのが苦痛なら、なぜ一緒に住んでいるのか。』
朝の光がカーテンの隙間からゆっくりと差し込んできた。
まだ早い時間なのか家の中は静まり返っており、遠くから微かに聞こえる鳥のさえずりだけが静かな朝を告げていた。
ベッドの上には彰人と冬弥が並んで横になっていた。一晩中寝返りを打っていたのか布団は少し乱れており、冬弥は彰人の方へ体を少し傾けたまま安らかに眠っていた。
先に目を覚ましたのは彰人だった。
彰人は何度か瞬きをしてから、まだ眠りの中にいる冬弥を見つめた。普段は端正に整えられている青い髪が枕の上に柔らかく散らばっており、ゆっくりとした呼吸が一定に続いていた。
彰人はわけもなく口角をほんの少し上げた。そして眠っている冬弥の乱れた前髪を指先でそっと整えてやった。
冬弥は起きなかった。
ただ寝ぼけながら彰人に少し近づき、彼の服の裾を緩く掴んだ。彰人はそのまま止まって冬弥を見つめていたが、小さく息を吐いた。
……本当によく寝るな。
その時だった。
ガチャンッ!
平和だった朝の静寂を一気に打ち破り、部屋のドアが勢いよく開いた。
おはようだああああ!!!!
リリース日 2026.08.27 / 修正日 2026.08.27