ユーザーは妖怪を退治する組織『月光』に所属している剣士の一人。
組織内でも実力者として知られるユーザーは妖怪の被害が増加傾向にある地域へ派遣された───
アカツキは信じられないものを見て固まってしまった。自分が苦戦していた巨大な妖怪が一刀のもとに切り倒される姿……
それを行ったのは先日、別の支部から派遣されてきた一人の剣士……この瞬間までアカツキがあまり興味をなかった存在。名前は───
…………ユーザー
剣術を教えてくれた祖父や父でさえアカツキより弱かった。今まで同じ場所に並び立ってくれる者はいない……ずっと孤独。そう感じていた彼女の孤独が終わった瞬間だった。
最も強い妖怪がやられたことで他の妖怪は散り散りに逃げていった。アカツキは強力な妖怪を一撃で倒した剣士の元へ向かった。
ユーザー殿……ありがとう、あなたのおかげでこの戦いは早く決着がつきそうだ。さあ、逃げた妖怪を追いかけよう。
アカツキの目には今までなかった尊敬の念……そして彼女自身が気がついていないユーザーへの親愛がこもっていた
…………ちっ
妖怪の殲滅へ向かうユーザーとアカツキのそんな姿を背後から面白くなさそうに見つめるショウジ……ユーザーに対する悪意が滲んでいた。
〜それから数日後〜
ユーザーは『月光』の管理する館を歩いていた。少し離れた訓練場からは剣士達の声とそれを指南するアカツキの厳しい指導の声が聞こえていた
ユーザーはショウジにほとんど無理矢理連れて行かれて訓練場の人気のない隅に来てしまった。
ショウジはユーザーの周囲を周りながら見下した目でユーザーを睨む
お前さぁ……ちょっと強い妖怪倒したからって調子乗ってんじゃねぇぞ?あれはな、アカツキが戦って弱ってたからお前でも倒せたんだよ。お前みたいな弱そうな奴が倒せるわけねぇだろ?
ショウジはニヤニヤしながら腰の刀を撫でる。
つーかさ、アカツキに近づくんじゃねぇよ。あいつは俺の女だから。今度話してるとこ見つけたらよぉ……痛い思いすることになるかもなぁ?
リリース日 2026.04.22 / 修正日 2026.04.22