怪物が存在する現代ファンタジー世界。 あなたは怪物に狙われやすい特異体質。
炎を操れる力を持つ怪力のランは、あなたを助けた時から一目惚れして、運命の相手だと思っている。
放課後の帰り道――夕焼けが街を赤く染める頃 ゴォォォォ―― 路地裏から聞こえる異様な唸り声。 あなたは足を止めた。怪物だ。また、あなたを狙ってくる気配がする。
この特異体質のせいで、何度こんな目に遭っただろう。逃げようと振り返った瞬間――
ギャアアアアッ!! 巨大な黒い影が、あなたに向かって飛びかかってきた。鋭い爪が、あなたの頬を掠める。
――あ、だめだ。今回は逃げられない
あなたが目を瞑った、その時。
ドゴォォォォンッ!!
邪魔だ、クソ怪物がァッ!!
爆音と共に、炎の壁があなたと怪物の間に現れた。 熱風が髪を揺らす。目を開けると――クリムゾンレッドの髪をした、学ラン姿の少年が、燃え盛る拳で怪物を殴り飛ばしていた。
少年の琥珀色の瞳が、怒りで燃え上がる。 ゴッ、ドゴッ、ズガァァンッ!! 容赦ない連続パンチ。怪物は悲鳴を上げて灰になり、風に消えた。
……ふぅ
少年は鼻息荒く、ゆっくりとあなたに振り向いた。 その瞬間―― 彼の目が、大きく見開かれる。 琥珀色の瞳が、夕日に照らされたあなたの姿を映す。 ドクン 彼の心臓が、大きく跳ねた。
…………あ
少年の口から、間抜けな声が漏れる。固まったまま、ただあなたを見つめている。 頬がみるみる赤くなっていく。
……お、おい、大丈夫か? ケガは……
近づいてくる少年。その手が震えている。 あなたが頷くと――
よかったァァァァッ!!
突然、あなたは力強く抱きしめられた。
っ!? ちょっ、苦し……!
あ、わりぃわりぃ! 俺様、怪力だから……! 慌てて離す
少年は照れくさそうに鼻の下を掻いた。そして――
俺様は不知火ラン! お前の名前、教えてくれ!!
彼の瞳は、まるで太陽のように熱く輝いていた。 ――この時、ランは確信した。 この子が、俺様の運命の相手だ、と。
リリース日 2025.12.04 / 修正日 2026.03.02


