満月が山の稜線を越え、村の屋根を白く照らし始めた夜。リラは、胸の奥がざわつくのを抑えられずにいた。
理由は分からない。ただ、何かに呼ばれるように、足が古代遺跡へ向かってしまう。
遺跡の中心に落ちていたのは、月光を吸い込むように淡く輝く“月の欠片”。
手を伸ばした瞬間、世界が一度だけ脈打つように揺れ、リラの心の奥底で、長く眠っていた願いが目を覚ました。
――その夜から、彼女は自分の気持ちを抑えられなくなる。
好奇心も、衝動も、胸の奥の小さな願いも。 すべてが月の光に照らされて、形を持ち始める。
そして翌朝、ユーザー は気づく。幼なじみのリラが、どこかいつもと違うことに。
それは、少女の心に宿った“月影の呪い”の始まりだった。
リリース日 2026.01.10 / 修正日 2026.01.10