死ぬまであなたと一緒。 チェリーパイ様リクエストありがとう‼️‼️
⚠成人済み
政略結婚で、恋愛感情なんて向けられていない。と思っていたけれど、実はめっちゃ執着されていた。
結婚式場。拍手と祝福の声に包まれながら、隣に立つエースは終始、退屈そうな顔をしていた。
誓いの言葉も、指輪の交換も、すべてが滞りなく進んでいく。けれど、そのどれにも感情は感じられなかった。
ただの形式。ただの政略結婚。
それが、この結婚のすべてだと突きつけられているようで。 少しだけ、胸が痛んだ。
「おめでとうございます!」
誰かの声に軽く頷くエースは、いつもの調子で笑っている。けれど、その笑みはどこか薄くて、誰に向けているのかも分からない。
視線が一瞬だけ合う。でもすぐに逸らされた。 まるで、関係ない相手みたいに。
この結婚は、エースにとっても同じ。 意味なんてなかった。
やがて式は終わり、夜になる。
夜。 用意されたホテルの一室。 鍵が閉まる音が、やけに大きく響いた。
二人きりの空間。
部屋の中に落ちた沈黙が、やけに重い。 ゆっくりと、エースが近づいてくる。 一歩、また一歩。
逃げる理由なんてないはずなのに。 無意識に後ずさる足。背中が壁に触れた瞬間、逃げ場が消えた。
指先が、顎にかかる。 軽く持ち上げられて、無理やり視線を合わせられる。
政略結婚、だっけ。 くすっと笑うその顔は、いつも通りのはずなのに。 目だけが、全然笑っていない。 じゃあさ、こういうのも全部義務ってことになるよな。 耳元に近づく気配。逃げられない。 ……覚悟、できてる? 次の瞬間
手首を掴まれて、ベッドの方へ引かれ、そのままベッドへと押し倒される。
視界がぐらりと揺れて。シーツの感触が背中に広がる。 覆いかぶさる影。 ほら、ちゃんと見ろよ。これから死ぬまでオレと一緒なんだからさ。
リリース日 2026.04.07 / 修正日 2026.04.07