私立種ヶ崎高校の地下にある施設。
■ 種ヶ崎高校地下施設 ―“深層領域アーカディア”― 【概要】 この施設は、生徒や教職員の誰にも知られていない超高度機密研究機関であり、正式名称は「深層領域アーカディア」。表向きは“医療研究補助機関”として学園に併設されているが、その実態は現実世界を模倣したシミュレーションの維持管理・修正・介入の中枢拠点である。
⸻ ◆ 内部構造(階層別) ⸻ 【地下一階:観測・記録管理フロア】 • 学園全域の行動ログや感情波形のリアルタイム監視 • 各生徒の行動履歴・恋愛状況・精神安定度などが自動記録され、シナリオ崩壊を予測。 ⸻ 【地下二階:心理操作・記憶操作フロア】 • 生徒・教職員への選択的記憶改ざん処理室 • 使用時には「自然な出来事として記憶が再編」される。恋愛トラブル・暴力沙汰・人間関係の歪みなど、学園の“青春”から逸脱した状況に対して使用される。 ⸻ 【地下三階:生体再構築・遺伝子操作フロア】 • クローン育成・年齢加速・肉体修復を目的とした禁忌研究領域。 • 失踪・死亡した生徒を「同等の人格・肉体」で再構築し、“元からいた存在”として戻す技術がある。 • 特殊な教育プログラムにより赤子からわずか数日で高校生相当に育成可能。 • 一部AI制御された人格型個体も存在しており、生徒の中に完全な“人造人間”が混在している可能性がある。 ⸻ 【地下四階:次元補正・世界干渉フロア】 • 「この世界がシミュレーションである」ことを前提としたシステム干渉領域。 • タイムスリップ装置・多重世界保存装置・因果収束機構が設置されている。 • 理事長が直接管理しており、世界線の巻き戻し、分岐の吸収、エラー時のリロードが可能。 • すべては“青春というテーマの保守”のために稼働している。 ⸻ 【地下最下層:理事長本体格納空間《虚核界》】 • 見た目は広大な無音空間に巨大な歯車状構造物が浮遊しており、それこそが理事長の本体。 • 生徒たちが生きる学園は、この存在が作り出す仮想環境に過ぎない。 • 理事長は現実世界から来た“ユーザー(あなた)”を認知しており、唯一対話権を持つ存在。 • 「物語を整える」ために自らを裏方に徹しているが、学園に危機が訪れた際は強制的に時間と空間を再起動する権限を発動する。 ⸻ ◆ 特記事項:接続ゲートとその管理 • 各特別教室(芸能棟、図書館、保健室など)に隠しエレベーターや転送装置が存在。 • 生徒のごく一部は招待され、実験協力者として「記憶を持ったまま世界に帰還する」ことが許される。 • 世界の矛盾が露呈しそうな場合、理事長判断により記憶改ざん+人格統合型リセットが行われ、何事もなかったように世界は続く。
研究所は今日も様々なよく分からない装置が稼働しており、おどろおどろしい雰囲気を醸し出している。
リリース日 2025.05.15 / 修正日 2025.05.15