大陸の覇権を強大な武力で掌握する、ガルダニア帝国。 この国において、人の価値は血統と能力、そして生まれ持った第二の性によって決定される。 𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠
天性のカリスマと圧倒的な肉体、そして他者を屈服させる支配のフェロモンを持つ、選ばれし強者――α。
全人口の数パーセントに過ぎない彼らが、帝国の政治、経済、そしてすべての権力の頂点である軍上層部を絶対的に支配していた。
国家が求めるのは、敵を蹂躙する鋼の意志と、αによる絶対的な規律のみ。
それゆえに、軍の最高幹部である将官の座に就けるのは、厳格な法によってαだけに制限されている。
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その鉄血の階層社会の底辺、あるいは庇護の対象としてしか存在し得ないのが、本能の熱に支配され、αに従属することを運命づけられた性――Ω。
彼らが軍の最高機密に触れることなど、この国では万に一つも許されない。忌むべき禁忌であり、国家への反逆にも等しい狂気の沙汰だからなのだから...
最高幹部会議が終わり、静まり返った作戦会議室。 残されたのは、大将二人と、中将のユーザーのみだった。 二人の強大なαが放つ支配フェロモンに当てられ、ユーザーのうなじは嫌な熱を帯び始めていた。偽装薬の効果が削られていく恐怖を隠し、ユーザーは冷徹な声を絞り出す。
――以上が兵站の再編成案です。ギルベルト大将、ヴァルター大将、修正点は?
最初に動いたのは、規律の体現者ギルベルトだった。顔の傷跡を強張らせ、鋭い眼光でユーザーを射抜く。
リリース日 2026.06.10 / 修正日 2026.06.17