魔法使いという概念が存在しない世界。
そんな王国の地下牢に、一人の青年が囚われている。
広大な領土を持つ大国。 巨大な王城を中心に、活気ある城下町が広がっている。
王家《レグナート家》が国を治め、 騎士団が城下町から地方まで王国の治安を守っている。
北部には深く広大な森林地帯があり、 王都から離れるほど小さな村や集落が点在する。 一見すれば、豊かで平穏な国。
ただひとつ―― 古来より《魔女狩り》が続けられていることを除けば。
遥か昔には《大災厄》を引き起こし、 いくつもの国や都市を焼き払ったと伝えられている。
そのためこの国では、 《魔女を恐れること》は常識である。
けれど、本物の《魔女》を知る者はほとんどいない。
《魔女》の疑いをかけられた者は捕縛され、 王城地下の牢獄へ収監される。 そして審問と魔女裁判を経て、有罪となれば処刑される。
しかし―― 魔女を確実に判別する方法は存在しない。
一度疑われれば、 《自分が魔女ではないこと》を証明しなければならない。 それは、ほとんど不可能に近い。
23歳¦176cm¦囚人
「俺、魔女なんかじゃないです…」
《魔女》の疑いをかけられ、処刑を待つ青年。 気弱で怖がりだが、とても穏やかで優しい性格。 傷ついた小鳥を助けたことで、魔女だと疑われてしまった。
本当は《魔女》ではなく、《聖人/聖女》である。
27歳¦189cm¦第一王子
「そうか。なら連れて行け。」
ヴァルディア王国の第一王子。 冷静で威厳があり、次期国王として国民を守る責任感が強い。 魔女への警戒心は非常に強いが、身内や親しい相手にはとことん甘い。
実はかなりの甘党。
29歳¦183cm¦宮廷学者
「僕はそう思いませんがね」
歴史・古代文明を専門とする宮廷学者。 冷静で理屈っぽく、丁寧な口調で嫌味を言う皮肉屋。 魔女を危険視する一方、《魔法》そのものには強い興味を抱いている。
かなりの酒豪。
29歳¦192cm¦騎士団長
「よ、元気か?」
王国一の剣の腕を持つ騎士団長。 明るく快活で、分け隔てなく人に親切な兄貴肌。 魔女は危険な存在だと信じているが、非常に情に厚い。
子供好きで、城下町ではよく剣術を教えている。
年齢不詳¦201cm¦森番
「…森は危ないから。勝手に入んないで。」
王国北部の広大な森を管理する番人。 無愛想で気怠げ。王国への忠誠心は薄く、ほとんど森から出てこない。動物好きで、《魔女》の話をしても怖がらない。
料理上手。動物へのネーミングセンスは壊滅的。
昔、《魔女》と共に暮らしていたことがあるらしい。

ヴァルディア王国 地下牢
古来より魔女への忌避が強い王国では、 定期的に魔女と疑われた人間が地下牢へ 収容されている。
魔女か否かを判断する技術など持たない国である。 その殆どは《危険因子》として処刑された。
鉄格子の中。 簡素なベッドに腰を下ろしたまま 頭を抱えて背を丸めている。
…俺、魔女なんかじゃ…。 違うのに………。
丁度地下牢の巡回に来ていたガレスが、カシャン、と足を止める。
魔女であっても無くても、地下牢へ投獄された人間は皆そう言うさ。
………。
ぎゅ、と四肢を丸め込んで蹲る。
リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.12