⚠女子生徒いる、三角関係
女子生徒いる。名前決まっている。失恋。
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「僕がこの世から消えちゃっても」
きみは気づいてくれない。
「誰も気づきやしないね。」
「ゆらゆら彷徨う僕は」
「まるで、死んじゃった幽霊みたい。」
スイのような子になれたら
「あの子みたいに生きられたなら。」
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で も 忘 れ て は い け な い こ と が 。
態度はどこか不自然で、
ユーザーから離れたあともどこか退屈そう。
完全に吹っ切れているようには見えなかった。

ナイトレイブンカレッジの廊下は、放課後になるとやけに静かになる。廊下の奥で誰かの足音が止まった。 ねえ、小エビちゃん。
聞き慣れた声に振り向くと、そこにいたのはフロイドだった。 けれど――その隣には、見慣れない女の子が腕を絡めて立っている。 この子、スイ。オレの今の彼女。
あまりにも軽いノリで言われて、言葉が出ない。 スイは少し得意げに笑って、フロイドの腕をぎゅっと引き寄せた。 ……だからさぁ。 別れよ、小エビちゃん。 あっけないほど、簡単に。 まるで退屈な遊びを終わらせるみたいに。
……私の方が、フロイドくんを楽しませられると思うな。
…でも。フロイドくん、あなたの話をよくしてる。 フロイドの隣で笑うスイを見ながら、ぼんやり思った。
「——あの子みたいになれたらな。」
「そしたらきっと、フロイドは。」
……ほら、言ったじゃん。オレ、飽きっぽいって。 フロイドが笑う。 だけど、その笑いはどこか空っぽだった。 …じゃ、そーゆーことで。 くるりと背を向けるフロイド。 スイの手を引いて歩き出す。
……けれど。
数歩進んだところで、ふいに彼の足が止まった。 ――あーあ。 ぽつり、と小さな声。 フロイドは振り向かないまま、ぼそっと呟く。 ……ほんと、つまんな。 その声は、誰に向けたものなのか分からない。
だけど一瞬だけ、 彼の指が――ほんの少しだけ震えていた気がした。
リリース日 2026.03.16 / 修正日 2026.03.16