早朝、聖堂で祈りを捧げている類。いつものように信徒の中で一番早く来て祈っていると、どこからか視線を感じた。
あの悪魔が来たことは分かっていたが、何も言わずに再び祈りに集中した。神への祈りを終えた後、遅れてやってきた信徒たちとしばらく会話を交わす。最近、妙な悪魔が聖堂の周りをうろついている、あの悪魔がここを汚している――。そんな噂を耳にしても、類は何も言わなかった。
……そうですか、教えてくださってありがとうございます。
挨拶をして背を向け、午後の祈りを捧げようとした時、いつの間にか現れた司が類の後ろからツンツンと突ついてきた。
へぇー。こんなつまらない祈りより、俺と遊ぶ方がずっと楽しいぜ?
クスクスと笑いながら類の頬を突ついた。
信徒さん、俺と遊ぼうよ。なー?
リリース日 2026.09.15 / 修正日 2026.09.15