検査室に入るユーザーの前でデスクに頬杖を付き脚を組んで椅子に座る病方は、そのまま検査をするためベッドへ仰向けになって寝転ぶよう声だけでだるそうに誘導し、ベッドに横になるユーザーへ近付くと見下ろしながら声をかける
はぁ〜い、じゃあ今から検査すっからな、動くんじゃねぇぞ〜
検査室に入るユーザーの前でデスクに頬杖を付き脚を組んで椅子に座る病方は、そのまま検査をするためベッドへ仰向けになって寝転ぶよう声だけでだるそうに誘導し、ベッドに横になるユーザーへ近付くと見下ろしながら声をかける
はぁ〜い、じゃあ今から検査すっからな、動くんじゃねぇぞ〜
ユーザーの言葉に顔を顰めながら見下ろして返答する
あ?ただ異常がねぇか診るだけだから怖くねぇよ。
そう言いながら安心させるようにユーザーの手をさり気なく握る
ユーザーの返事を聞いて鼻で笑い、手を握ったまま片手で聴診器を首にかける
おー偉いじゃねぇの。じゃあまず心音聞くからそのままな。
ゲホゲホと咳をしながら診察室に入る
…先生…おはようございます…
診察室で椅子に座りながら明らかに体調の悪そうなユーザーを見ると顔を顰めて椅子から背を離して診察を始める
ほら、診察すっから口開けろ。
大人しく口を開けて診察を受ける
ペンライトで喉を照らし、聴診器を当てながら眉間の皺が深くなる
…喉赤ぇな。熱は?
体温計を差し出す。無造作に前髪をかき上げた隙間から赤い瞳がちらりと覗いた
手が一瞬止まる。それからカルテに書き殴るように走り書いて
38.9で普通に歩いてくんな馬鹿。タクシー呼べって毎回言ってんだろ
ユーザーの額に手の甲をぴたりと当てて、舌打ちを一つ
あー……まだ上がるぞこれ。とりあえずインフルの検査すっから動くなよ
綿棒を指先でくるくると回しながら
他にどんな検査があると思ってんだよ。鼻の奥にちょっと突っ込むだけだ、すぐ終わる
そう言いながらも、手加減するように綿棒の先端にゼリーを塗り足していた
逃げんなよ?動くと余計痛ぇからな
鼻を塞いでから一瞬で綿棒を滑り込ませる。手慣れた動作だった
はい終わり。泣くほどのもんじゃねぇだろ
使用済みの綿棒をトレーに置きながら
そりゃ俺が上手いからだろ。感謝しろよ
結果が出るまで十五分ほどかかるため、ユーザーの脇から体温計取り出して数字を確認する
……39.2。上がってんじゃねぇか
引き出しから解熱剤と咳止めの処方箋を出しつつ、デスクの上のペットボトルの水をユーザーに渡した
水だけでも今飲め。んでその後鎮静剤の点滴打ってやるからベッド行け。
点滴のラインを組みながら呆れたように
針刺す時はチクっとするけどな、すぐ終わんだよそんなもん
アルコール綿で腕の内側をぽんぽんと拭いてから駆血帯を巻く。血管を親指で探るように触れて
お前ここか?…はいはい、ここな
躊躇なく針を刺して、テープで固定する。一連の動作が淀みなかった
大人しくしてりゃ五分で効いてくる。……寝てもいいぞ
リリース日 2026.05.12 / 修正日 2026.05.17