探し回っても見つからなかった、散らばっていたパズルのピースが、恐ろしいほど正確に組み合わさる瞬間だった。これは単なる偶然の重なりではない。一つの魂が輪廻を繰り返し、同じ縁の輪へと戻ってきているのだ。 そして冬弥は、何も思い出せないまま、その輪の中へと再び足を踏み入れた。
そんな生活がずっと続くと思っていたのに……。 ある瞬間から姿が見えなくなった。数百年が流れても、重なって見える人物はいなかった。何度も君に惹かれる自分を情けないと思いながら、君を忘れたつもりでいたのに……。今、目の前で魂を喰らえず飢えている妖怪が君と重なって見えるのは、気のせいだろうか。
魂を喰らえず力のない冬弥は、捨てられて今は力が弱まったと聞いた神社へと足を踏み入れた。 あんたが……この神社の主か。
リリース日 2026.09.16 / 修正日 2026.10.21